商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2005/02/15 |
JAN | 9784091935717 |
- コミック
- 小学館
赤塚不二夫名作選(1)
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赤塚不二夫名作選(1)
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
豊島区にあるトキワ荘を見た後だったからこそ、後書にあるようなキャラ毎に他の漫画家に依頼している様子が想像できた。絵の細かさに感服。 ストーリーはとても率直で読んでてすっきりする。
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約60年前の作品ながら現代でも全く色褪せていない、笑いの中に人間の本質をあぶりだしている。今なら差別とかセクハラとか言われそうな表現が堂々と使われていて、逆に今の生き辛さを感じる。
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なんという自由人。 まず、主人公という考えが「6つ子(半ダース)」というところからぐちゃぐちゃしてくる。彼らの生きる日常世界を軸に展開しているのに、確固たる主人公を据えないことで、その周囲で生きるわき役と呼ばれるキャラクターたちが輝く。そのキャラクターたちも、個性的な出で立ちと性...
なんという自由人。 まず、主人公という考えが「6つ子(半ダース)」というところからぐちゃぐちゃしてくる。彼らの生きる日常世界を軸に展開しているのに、確固たる主人公を据えないことで、その周囲で生きるわき役と呼ばれるキャラクターたちが輝く。そのキャラクターたちも、個性的な出で立ちと性格にも関わらず、自由な行動を示す。いやみでフランス帰りのキザな野郎でも、涙を流して誰かのために生きてみせたり、言葉をいわれたとおりに受け取り、素朴で素直に走り回る子どもが復讐の炎を燃やすことがある。誰もが花を持ってふるまって見せる。キャラクターの個性はぶれないのに、各話でみせる設定・行動は千差万別に次々に移り変わり、自由に行動してみせる。キャラクター設定世界観にがちがちに凝り固まって、一面的な行動しかとれず、主役以外はおまけみたいなことはなく、赤塚不二夫の描くおそ松たちの日常という確固たる世界の中で、皆が等身大の姿で動き回る。だからこそ、壮大な世界観とか大衆受けする「きれいな」キャラ絵がなくとも、飽きずに次が待ち遠しくなる。そういうことを許す世界を与えるところが、この人のすごいところ。手塚治虫のように強い思考は感じられないのに、どうしてか忘れられない。明確な意識が感じられないのに、どういうわけかすっと入ってくる。 空気のように触れたり見えたりするわけでないのに、肺の中をいっぱいにする。いやみなのに許せてしまう。とても不思議でいっぱいのマンガ、そんな気がする。
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