まんが道(文庫版)(9) 中公文庫C版

藤子不二雄A(著者)

• 販売会社／発売会社: 中央公論新社
• 発売年月日: 1996/10/18
• JAN: 9784122027312

商品レビュー

2024/03/21

少年クラブに漫画絵本。次々と舞い込む仕事。二畳の部屋はやはり狭い。しかし、生計維持がやっとの状態で、出るのはまだ先の夢と考える。新漫画党の合作も作成の会合で耳にした手塚氏のトキワ荘からの移転。その部屋を引き継ぎたいという願い。奇しくも、手塚氏自身からもその言葉をもらう。引っ越し資金の工面ができない。断念しかけていたところに、思わぬ人から助け船が出る。…手を差し伸べたくなる、その後を期待したくなるという人物が醸し出す雰囲気。才能とは、何かができるという能力だけではない。

2022/10/03

トキワ荘への第一歩
借りっぱなしにするのではなく、
借りなくて良いのならば
借りないと言い切って返す。
借りたものは返さなければならないからこそ
借り続けるわけにはいかないと言えるから
借りない道へ。
夢に近づくために
何をするか
困った時に困ったと言って欲しいと
言ってもらえる親戚がいるんだね

2021/01/19

いよいよトキワ荘に引っ越し。仕事も増えてきて、いっぱしの漫画家になった二人だが、これから名作がボンボン生まれると思うと、歴史だなぁ〜と強く感じる。
いまさらだけど、満賀と才野、それと手塚先生はよく映画に行く。そこからインスピレーションを受け傑作を作っていくのだが、やはりたくさんそういうものを引用していたのだろうと思うと、ぼくもたくさん作品を見ようと思う。勉強勉強、日々勉強、ですね。