商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2001/06/22 |
JAN | 9784122038486 |
- コミック
- 中央公論新社
心中天網島(文庫版)
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心中天網島(文庫版)
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
サクッと読めるけど、思ったより関係複雑! どの話を読んでも、なぜか この男、情けない… という感想が出るものばかり。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
近松門左衛門の人形浄瑠璃シリーズ。実際の事件が題材に取られている。当時の心中ブームは自分の人生を自分で決められないような不自由な身の上の人が多く、せめてもの抵抗、意志を貫くためだったんだな… 『心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)』→樋口一葉の『にごりえ』に少し似ていると思った。そんな裕福でない男が妻子ある身で遊女と思いを通わせ、公的に結ばれるわけもないので心中する。男の妻が気の毒なくらい良い人、浮気されてるのに遊女の身請け話に協力しようとするなんて…。 『女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)』→甘やかされて育った放蕩息子が、金のために恩人の女性を強盗殺人する。平気で嘘をついて騙し、金を借り、使いまくって、あげく人を殺すという、男の性格がすごい。 『鑓の権三重帷子(やりのごんざかさねかたびら)』→不義密通疑いをかけられた妻と相手の男が、夫に女敵討(めがたきうち)される。たしかに、夫の浮気は別にいいのに、妻が浮気したら相手の男ともども殺すって不公平だなぁ…。男は別にその妻に対して恋愛感情はなく、女の自己満足の死に様に巻き込まれる感じなのが、妙に心に残る。 『曽根崎心中(そねざきしんじゅう)』→有名なやつだ!心中天網島につながる話らしく、芸妓と裕福じゃない男が両思いになるけど、男の方が盗人疑いをかけられて二人で心中。 全体として悲劇的すぎるけど、話は面白かった。
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日本の古典をマンガで読むシリーズの近松門左衛門シリーズ 一話 奥さんに頼まれて嘘をつき通そうとした遊女と紙屋の主人の心中ものを描いた「心中天網島」 二話 どうしようもないバカ息子が殺人を犯してしまう「女殺油地獄」 三話 優柔不断な色男が流されるままになってたら大変なことになっち...
日本の古典をマンガで読むシリーズの近松門左衛門シリーズ 一話 奥さんに頼まれて嘘をつき通そうとした遊女と紙屋の主人の心中ものを描いた「心中天網島」 二話 どうしようもないバカ息子が殺人を犯してしまう「女殺油地獄」 三話 優柔不断な色男が流されるままになってたら大変なことになっちゃった~という「槍の権三帷子」 四話 婿入りのための支度金を継母が使ってしまった&友人に騙されて大金を失った醤油屋のボンボンと遊女の心中を描いた「曽根崎心中」 あ~もうね、心中ものに出てくる男の人ってホントにイライラする~。 主人公の男の人がとことんどうしようもない! その反面、女の人が一途で泣かせる! ってあれま!これって近松門左衛門の手じゃないの! しまった~やられた~ この時代、この同調感で小屋にお客がわんさか入ったっていうじゃないのよ。 何年たっても近松門左衛門の思うがままに読まされているわ~。さすがだわ~。 あっ!でも一番驚いたのは里中満智子先生が大阪出身だったっていうこと! 登場人物の関西弁がうまいと思った!!
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