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指紋を発見した男 ヘンリー・フォールズと犯罪科学捜査の夜明け
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 主婦の友社 |
発売年月日 | 2005/05/20 |
JAN | 9784072412589 |
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指紋を発見した男
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指紋を発見した男
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「科学捜査ケースファイルー難事件はいかにして解決されたか」の中に、日本の縄文土器を見て指紋を発見したヘンリー・フォールズの話が出ていたので。 いろいろと面白かった。 フォールズが日本に来たのは宣教活動の一環で、 築地病院を開いて治療をし 狂犬病やコロナの完成拡大を防いだりと医師として活躍しながら、 近所の鮮魚商の生簀で伝染病にかかったコイも治療したとか、 彼を土器に導いた、大森貝塚の発見した動物学者モースとは宗教論争をしていたとか、 日本で日本人とヨーロッパ人、数千人の指紋を収集したとか、 乳児を集めて成長と指紋の変化を調べてたとか、 指紋の隆線が消えないかと剃刀とか軽石とか紙やすりとかで削ってみたとか、 指紋を分類する方法に日本の漢字辞書の編纂方法を参考していたとか。 残念ながら、 指紋の研究に関して彼の功績が認められたのは死後かなりたってからだが、 日本人は彼の医師としての功績にも感謝すべきだと思った。 そのほかにも、 死刑を含めた刑罰の制度が見直され人道的になったものの、 その結果犯罪者が街にあふれたとか、 刑罰を初犯と累犯によって変えたことによって、 本当に初犯なのかを見破る方法が必要になったとか、 1911年にモナリザが盗まれたときに犯人の指紋が残っていたのに、 当時のフランスの犯罪者登録の分類方法では指紋から探せなかったとか。 ナポレオンが盗まれた皇后の首飾りを取り戻した元犯罪者が、 犯罪捜査官になった話も興味深かった。 ただ、意外とフォールズのことが記述されている量が少ないなとは思っていたが、 読了後に英語のタイトルを見直すと、日本語とは全然ちがった。 直訳すれば「指紋ー犯罪捜査の起源と法科学で解決された殺人」。 せめて「指紋を発見した男たち」にした方が良かったのでは。
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日本の風習から指にある紋様に興味を持ったスコットランド人医師で宣教師のヘンリー・フォールズ。いままでの犯罪捜査手法に一石を投じた人物だ。しかし、いつの時代も新しいものはなかなか受け入れてもらえない。今でこそ、指紋はその人唯一のものであり、動かぬ証拠となり得る。が、当時は指紋ひとつ...
日本の風習から指にある紋様に興味を持ったスコットランド人医師で宣教師のヘンリー・フォールズ。いままでの犯罪捜査手法に一石を投じた人物だ。しかし、いつの時代も新しいものはなかなか受け入れてもらえない。今でこそ、指紋はその人唯一のものであり、動かぬ証拠となり得る。が、当時は指紋ひとつで絞首台に乗せるのかと非難ごうごうだったという。
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