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アジア太平洋の安全保障とアメリカ 変貌するアメリカ太平洋世界3
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 彩流社 |
発売年月日 | 2005/04/05 |
JAN | 9784882029632 |
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アジア太平洋の安全保障とアメリカ
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アジア太平洋の安全保障とアメリカ
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冷戦終結来のブッシュ(父)政権は理念としては、新世界秩序を掲げながらも現実には冷戦的発想から解放されていなかったが、冷戦後のクリントン政権はデモクラティック・ピース論に依拠した「関与・拡大政策」と「ならず者国家」概念によって冷戦後の混とんとした世界秩序に対応しようとした。 冷戦の...
冷戦終結来のブッシュ(父)政権は理念としては、新世界秩序を掲げながらも現実には冷戦的発想から解放されていなかったが、冷戦後のクリントン政権はデモクラティック・ピース論に依拠した「関与・拡大政策」と「ならず者国家」概念によって冷戦後の混とんとした世界秩序に対応しようとした。 冷戦の終結は米国人の脅威認識に重大な変化を促した。大規模な核軍備および協力な通常戦力を有するソ連との対峙は過去のものとなり、少なくとも当面は米国が支配する。
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内容は、山本吉宜『総論』、滝田賢治『アメリカの安全保障政策の展開とアジア太平洋』、梅本哲也『不拡散、軍備管理に関する米国外交の"変調"』、古城佳子『米中関係―アメリカからの視点』、橋本毅彦『中国の核兵器開発とアメリカ―コックス報告とその批判をめぐって―』、倉田...
内容は、山本吉宜『総論』、滝田賢治『アメリカの安全保障政策の展開とアジア太平洋』、梅本哲也『不拡散、軍備管理に関する米国外交の"変調"』、古城佳子『米中関係―アメリカからの視点』、橋本毅彦『中国の核兵器開発とアメリカ―コックス報告とその批判をめぐって―』、倉田秀也『朝鮮半島とアメリカ』、山影進『東南アジアとオセアニアの安全保障』、木畑洋一『アイデンティティの模索と安全保障―アジア太平洋におけるオーストラリアとニュージーランド』、菊池努『アジア太平洋の制度のネットワーク―地域制度と制度間の関係―』、恒川恵市『アジア太平洋地域の「非伝統的安全保障―麻薬対策における日米の役割―』の全10章。 アジア太平洋の安全保障は冷戦終結後もアメリカ中心のハブ・スポークス構造によって支えられてきた側面が強く、二国間関係を見ていくうえでも実質的にアメリカとの三国間関係を検討していく必要があり、だからこそ日本にとってもミドルパワー論などが意味を持ってくる。様々な観点から、主にブッシュ(父)、クリントン、ブッシュ(子)の時代のアメリカとアジア太平洋の関係を検証していく本著は、国内世論・国際制度・二国間関係・時代背景などを包括的に網羅していきながら立体的にアジアの安全保障を捉えていく視座を与えてくれる。しかし、個々の章に着目すると、一章20ページ強と短い上にどれも盛んに議論されているトピックであるため正直内容が他の同じトピックを扱う図書と比べて有用であると言えるほど掘り下げられているとは思えない。
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