商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NTT出版/ |
発売年月日 | 2005/03/11 |
JAN | 9784757101494 |
- 書籍
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ウェブログの心理学
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ウェブログの心理学
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商品レビュー
3.6
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ウェブ日記を書くことが自己理解など自分のためになると感じ、自分のことがうまく表現できていると感じる傾向にあるといえる。しかし、関係効用や被理解満足井とほとんど関連が見られない。好意的なフィード委バックはコミュニケーション思考の日記、自己表現志向の日記に同じように影響を及ぼしていた...
ウェブ日記を書くことが自己理解など自分のためになると感じ、自分のことがうまく表現できていると感じる傾向にあるといえる。しかし、関係効用や被理解満足井とほとんど関連が見られない。好意的なフィード委バックはコミュニケーション思考の日記、自己表現志向の日記に同じように影響を及ぼしていた。ウェブ日記による自己表現は、読み手を想定しない閉じた自己表現ではなく、読まれることを多分に意識したコミュニケーション手段となっている。 ウェブログについて社会心理学的に研究することが持つ意義は、タンにウェブロゴが流行し、ブロガーが増えているという社会的表象を切り取り、ためつがすがめつするころこにあるわけではない。ネットというメディアの力を借りて再び私たちの手に戻ってきた、私たち自身が送りてになって行うパーソナルコミュニケーションが、どのような心理的過程に支えられて成立しており、私たち個人や社会に対してどのようなインパクトがあるのかを読み解くことにある。 ウェブログの重要なポイントは、ブログが継続して蓄積されていくこと。そのプロセスでは、書き手やその環境の変化や進化がある。そうしたプロセスをたどっていくというような横断的視点に立ったアプローチにこそ、ブログらしさが表れている。
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図書館より。 発刊は2005年なので、情報の古いところもあるものの、本の中で触れられる、ウェブログの効用やブロガーのアンケート結果の分析なんかを読んでいると、ブログがSNSに名称を変えただけで、ネット上の自己開示に魅力の本質というものはそう変わっていないのかな、と思います。...
図書館より。 発刊は2005年なので、情報の古いところもあるものの、本の中で触れられる、ウェブログの効用やブロガーのアンケート結果の分析なんかを読んでいると、ブログがSNSに名称を変えただけで、ネット上の自己開示に魅力の本質というものはそう変わっていないのかな、と思います。 自分はSNSはLineで必要事項を連絡しあうぐらいしかやっていなくて、ネットでの自己表現となるとこのブクログくらいしかやっていないのですが、 口下手で対人関係もあまり得意でない自分が、そうしたことを忘れて、好きなことを好きなだけ語れる場があるというのは想像以上に大きいことなんだろうな、と思います。 中で触れられる議論はあまり専門的な内容でもないので、ネット心理学の基本を知る、という点で良かったと思います。
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社会心理学から分析するネット・コミュニケーションの最新形っつったって、いつも通り10年前の本です。 第一章 インターネット時代のコミュニケーション 第二章 コミュニティに見るウェブログの歴史 第三章 ウェブログの社会心理学 第四章 ウェブログの現在と未来 終章 ウェブログ・個...
社会心理学から分析するネット・コミュニケーションの最新形っつったって、いつも通り10年前の本です。 第一章 インターネット時代のコミュニケーション 第二章 コミュニティに見るウェブログの歴史 第三章 ウェブログの社会心理学 第四章 ウェブログの現在と未来 終章 ウェブログ・個人・社会 このうちキモになるのは第三章と思われますが、この章30ページほどしかありません。 付箋を貼ったのは一か所。 “対人関係が形成される条件として「類似性」(類は友を呼ぶ)は強力な要因となっている。ウェブ日記は類似した他者の発見を容易にした。” むーん。心理学というにはあまりに浅い。 コンピュータ・ネットワークから始まるインターネットの歴史についての記述に多くを割かれ、第三章でようやくウェブ上で日記を公開している人へのアンケートの分析が記されます。 私としては、そこからもう一段踏み込んだ解釈、アンケートよりも奥にある心理などを分析してほしかったところです。 そもそもウェブログという言葉。 第二章までは、ウェブ上のログを総じてウェブログとしています。 第三章ではブログも含めたウェブ日記、第四章ではブログのことが書かれていますが、やはりこれもウェブログ。 これではわかりにくいです。 当初は3人で出版するはずだったこの企画が一度頓挫した後、三浦麻子を含めた4人で出版することになったそうです。 第四章がその、実際にブロガーである三浦麻子が自身のブログも参照しながら考察した部分。 この章だけ書かれた時期が違うのではないかと思います。 だからどうも同じ言葉を使いながら統一感がないように感じるのではないかと。 思いのほかブログの普及ペースが早くて、ウェブログの分析だけでは本にならなかったんでしょうか。 どちらにしても、あまり深みのある本ではなかったのが残念です。 “ふだんは読むだけの人であっても、発言したいとか反論したいときには、書き手と同じ立場で発言ができる。そのような相互作用を内包しているのが掲示板システムなのである。” “インターネット上にあるメッセージは、これまでの印刷メディアが用意するメッセージとは全然違っていて、著者の意図と無関係に読まれるのがふつうなのである。自分のページの一部が、読み手の文脈のなかで利用されるのである。書物のもっていた著者性ということがインターネットでは崩壊し、読み手であるわれわれが自分なりのテキストをつむぎだしているのである。” “ウェブログは、持続性のある個人としての存在を記録する場である。同じ名前で継続してサイトに記録を積み重ねていく行為は、その人の人となりや人としての存在感を生みだす。じつはウェブログのもつ情報の信頼性の根本は、この継続性にあるといってよいだろう。”
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