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正倉院薬物の世界 日本の薬の源流を探る 平凡社新書
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正倉院薬物の世界 日本の薬の源流を探る 平凡社新書

鳥越泰義(著者)

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正倉院薬物の世界 日本の薬の源流を探る 平凡社新書

968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2005/10/11
JAN 9784582852967

正倉院薬物の世界

¥968

商品レビュー

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2018/12/22

 正倉院は聖武天皇とゆかりが深い。  彼は、仏教に深く帰依し、奈良の大仏を建立した。  それは彼の生い立ちに深くかかわっているといわれている。  彼の母親は鬱病で、宮殿の奥深くに幽閉され、彼が母親にあったのは37歳の時と言われている。  彼は亡くなる直前、鑑真によって戒を受けた。...

 正倉院は聖武天皇とゆかりが深い。  彼は、仏教に深く帰依し、奈良の大仏を建立した。  それは彼の生い立ちに深くかかわっているといわれている。  彼の母親は鬱病で、宮殿の奥深くに幽閉され、彼が母親にあったのは37歳の時と言われている。  彼は亡くなる直前、鑑真によって戒を受けた。  鑑真は僧であるとともに、薬物に詳しい医師としての側面も強く、正倉院に収められた数多くの薬草の目録の作成にかかわったと考えられる。  正倉院に収められた薬物の中には鉱物性のものも多く、道教の神仙思想とのかかわりが深い。

Posted by ブクログ

2017/01/19

2016年の第68回正倉院展に「出入帳」が出陳されており好きな人物である早良親王こと親王禅師が冶葛を出蔵させている旨の記録があったことから、以前から気になっていた冶葛への興味が増して調べて辿り着いたのがこの本でした。 著者は薬学が専門で正倉院薬物のみならず幅広く日本での薬物(主に...

2016年の第68回正倉院展に「出入帳」が出陳されており好きな人物である早良親王こと親王禅師が冶葛を出蔵させている旨の記録があったことから、以前から気になっていた冶葛への興味が増して調べて辿り着いたのがこの本でした。 著者は薬学が専門で正倉院薬物のみならず幅広く日本での薬物(主に生薬)の歴史をわかりやすく追ってます。 冶葛は薬というより毒物としての要素が強いようで、長い歴史の中で一時期存在が消えてしまってましたが昭和になって行われた調査で発見される過程が実に面白くここが個人的にはハイライト。 冶葛に絡め奈良時代の政争など歴史に関する記述はちょっと極端かな?と思いましたが全般読みやすく古代から近世に至る医療制度や国産生薬への探求が興味深かったです。

Posted by ブクログ

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