商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | アップリンク/河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2005/03/31 |
| JAN | 9784309906300 |
- 書籍
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美しき野蛮人、バルタバス
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美しき野蛮人、バルタバス
¥2,095
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
これも、かなり昔に読んだ本。 インテリジェンスとエレガンスとエスプリを煮詰めた、おフランスの洗練文化の極致みたいな男が、カリスマティックでミステリアスで文明が似合わない、無国籍原始芸術の極致みたいな男を、「馬」を通して理解していく本。 馬と人が演じる騎馬スペクタクル「ジンガロ...
これも、かなり昔に読んだ本。 インテリジェンスとエレガンスとエスプリを煮詰めた、おフランスの洗練文化の極致みたいな男が、カリスマティックでミステリアスで文明が似合わない、無国籍原始芸術の極致みたいな男を、「馬」を通して理解していく本。 馬と人が演じる騎馬スペクタクル「ジンガロ」。 「ヌーヴォー・シルク : 新しいサーカス」がブームになった頃に知った存在。 例えば、華やかで色彩豊かな「シルク・ド・ソレイユ」が陽なら、「ジンガロ」は陰。薄暗い土色の円形劇場で際立つ、馬たちの肉体そのままで完成された姿。長い布を引くエキゾティックな衣装をまとい、競うためではなく美のために馬を駆る人間たちも、また、優雅。ジンガロ、何度か日本公演に来てはいたけど見る機会はなく。今でも遠い憧れのまま。 その始祖であり中心にいるバルタバスとはどんな人物なのか。野性的で原始人みたいでそのくせ哲学者みたいでもあり、だからこそ創り出すものは究極でエレガント。そんな男の像を幼少期からひもといていく本。 読み返そうかなとめくってみたけど、文体があまりにも気取っていて⋯ちょっと、今はいいかも。例えば、ぱっと目についた文がこんな感じ。 「バルタバスは、私の知っていた世界ーースタンダールとバッハ、イタリア・ルネサンスと18世紀のヨーロッパ系統主義の清冽な散文、フランス庭園とイギリスの森、ジロドゥーの少女たちと『危険な関係』、アンジュ地方の光(その中で私はポール・モランのミラディ号に騎乗することを夢に見た)とオージュ地方の樹林(そこで私はオーバックに乗って楽しい時間を過ごした)ーーと対照的な存在であった」 ????? バルタバスも底知れないけど、著者の方もなかなか。発刊は2005年。よく読んだな、当時の私。多分なに言ってるか全然わからないまま読んでたな。 とはいえ、こんな人物、きっと二度と現れない。つまり、こんな本にも二度とは出会えない。 競馬や競技馬術とは違う、人馬の精神世界を垣間見られたのは面白かったです。
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フランスの騎馬集団ジンガロを率いるバルタバスさんについての本。 紹介に「虚構として書かれた」とある。なので、カテゴリーにかなり迷った。どこからどこまでが果たして真実なんだろう。評伝なのか小説なのか。 迷った挙句に、文学全般にした。 バルタバスさんのことは、ビートたけしさんの...
フランスの騎馬集団ジンガロを率いるバルタバスさんについての本。 紹介に「虚構として書かれた」とある。なので、カテゴリーにかなり迷った。どこからどこまでが果たして真実なんだろう。評伝なのか小説なのか。 迷った挙句に、文学全般にした。 バルタバスさんのことは、ビートたけしさんの番組「アートビート」で知った。 番組を見たあと、本書のことを知り、Amazonで購入。 この本の中では、いろいろな芸術や思想などが引用されており、それが独特の幻想的な雰囲気を醸し出している。
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馬のオペラといわれるジンガロ 主催者のバルタバスについて書かれた本です。 ジンガロに興味が無い人はまったく面白くないと思いますが、 他の地域では出来ないと云われたジンガロも、幸い日本では、 既に2回の公演が行われています。 次回があるようでしたら、是非直接見て頂きたいと思いま...
馬のオペラといわれるジンガロ 主催者のバルタバスについて書かれた本です。 ジンガロに興味が無い人はまったく面白くないと思いますが、 他の地域では出来ないと云われたジンガロも、幸い日本では、 既に2回の公演が行われています。 次回があるようでしたら、是非直接見て頂きたいと思います。 以下は、初めてジンガロの公演「ルンタ」を見た直後に、私が書いた文章です。少しでもジンガロという物に興味を持って貰えればと、恥ずかしながら載せてみましたw バルタバスは一匹の馬である。人の姿こそしているが、 魂のそれは間違いなく馬だ。とても美しい牡馬。 馬が人のみが可能な「知識の集積」を行い、 自らの美と世界を表現すれば、それはジンガロとなる。 人は知識の集積で全ての動物より自らを上位に置くことが出来た。 だが、「知恵」において、人間は全ての動物に劣る。 動物は人と違い、わざわざまずいモノを食べたりしない。 ましてや、嫌なことを望んですることは絶対にない。 ジンガロの馬たちは、バルタバスを「群れの仲間」と認識した上で 彼と会話をする。馬同士にしか分からない言葉で。 彼は自らの知識の集積を馬達に伝え、それを得て 馬たちは思い思いに、ありたっけの力で自らの世界を表現する。 結果、馬達が「感じて」いる世界を人は「知る」事ができる。 「知る」事しか出来ないのは人の限界だ。だが、 バルタバスという「奇跡の馬」が起こした、ジンガロという魔法。 この魔法は甘美で蠱惑的な魅力をもって、麻薬のように魂に浸透していく。 魂を捕らえられた者は永遠にその魔法から抜け出せくなるだろう。 少なくとも、私の魂はこの魔法から逃れる術を知らない。
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