商品詳細
内容紹介 | 内容:アラスカ光と風. カリブーの旅. カリブーフェンス. グリズリー. ムース. 解説 湯川豊著 |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2003/04/20 |
JAN | 9784106468018 |
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星野道夫著作集(1)
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星野道夫著作集(1)
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
好きなことに、とことん没頭されている方。 自分もそうでありたいと思わせてくれる1冊です。 彼の作品に出てくるアラスカの友人達も、なんて素敵なんだろうと思います。 本を通して、こんなにも壮大な景色、美しい言葉を教えてくださってありがとうございます。
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2018年53冊目。 「おすすめの本は?」と聞かれたら、だいたい「それはあなた次第です」と答える。その人の状況や好みや求めている読後感を聞かなければわからない。 ...と、そんな風に頭でっかちに考えてしまいがちだけど、ときどき、その人の性格とか状況とか関係なく、無条件にすすめ...
2018年53冊目。 「おすすめの本は?」と聞かれたら、だいたい「それはあなた次第です」と答える。その人の状況や好みや求めている読後感を聞かなければわからない。 ...と、そんな風に頭でっかちに考えてしまいがちだけど、ときどき、その人の性格とか状況とか関係なく、無条件にすすめたいと思う本に出会う。この本は、間違いなくその一冊。 アラスカの大自然に身を捧げた写真家・星野道夫さんは、短文、短文のシンプルなリズムの中で、言葉を飾らない。ワクワクする予感や探究心に正直で、信じられないような行動力を持っている。常に少年のような好奇心を抱いているから、ときどき旅の記録の中にいる星野さんの年齢がわからなくなる。かと思うと、突然プロのカメラマンの目線に移って、大自然や人間の本質を鋭く見抜いたりする。そんな星野さんに紡がれる言葉から、想像を絶するアラスカの大自然が浮かびあがってくる。 2時間かけて浜に引き上げ、体を切り裂けば極寒の地に湯気が立ち上る鯨漁。爆音を轟かせ、津波のように極北の海をうねらせる巨大氷河の崩壊。体感温度マイナス100度の中でカメラを構えてじっと待ち、恐怖を感じるほどの閃光を放つオーロラと一人対峙する闇夜。 凄まじいほどの臨場感。人の力が一切敵わないようなダイナミックな世界が、今この瞬間も地球のどこかにあると思うと、自分の両目が見ている光景はなんて狭いのだろうと思う。 ところどころに挟まれるグリズリーとのエピソードは、その後の星野さんの運命を暗示しているかのようで、映画の中で現れる伏線を見ているようだった。人間と熊が適切な距離さえ保っていれば、無闇にライフルの引き金を弾く必要はないという信念から、ほとんど銃を携行しなかったという星野さんが、まさにその熊によって最期を迎える。それは皮肉であるし、不謹慎承知で言えば、ドラマティックであるとすら感じてしまった。 自分の知らないスケールの世界に圧倒されたい気分の時には、ぜひこの本を読んで欲しいと思った。全集は厳しいという場合は、『アラスカ 光と風』だけでも。誰かに手渡したいと心から思える本だった。
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憧れの人。 心温まる,自然を愛する写真家。 星野道夫の文章は暖かい。 彼が,自然の美しさと厳しさを身をもって知っているからだろうか。 自然は,広く,厳しい。 自然と人間を深く愛しているからだろうか。 初期作品。
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