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ファンタステス 成年男女のための妖精物語 ちくま文庫
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ファンタステス 成年男女のための妖精物語 ちくま文庫

ジョージ・マクドナルド(著者), 蜂谷昭雄(訳者)

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ファンタステス 成年男女のための妖精物語 ちくま文庫

924

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 1999/06/26
JAN 9784480034861

ファンタステス

¥924

商品レビュー

4.5

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2009/11/24

古本屋でゲット!!!リリス頓挫してるからこっちに流れてしまうやも。・・・これはぐいぐい読める。ファンタジーの世界への道の開き方が、一流の魔術師だなマクドナルドは。ぶなの木の精の歌うように繰り返す台詞が切ない!「私はこの人が好きになるかもしれない。好きになるかもしれない。この人は人...

古本屋でゲット!!!リリス頓挫してるからこっちに流れてしまうやも。・・・これはぐいぐい読める。ファンタジーの世界への道の開き方が、一流の魔術師だなマクドナルドは。ぶなの木の精の歌うように繰り返す台詞が切ない!「私はこの人が好きになるかもしれない。好きになるかもしれない。この人は人間の男で、私はただのぶなの木なのに。」読了途中からは不思議な女性に惑わされ追いかけ見失い・・・の永遠片思いワールドに主人公の青年アドノスは没頭してしまい単調だった。マクドナルドにはよほど心に残る女性との出会いがあったのかな。それでも異界に誘い込まれるシーン、遺品の机の抽出から現れる小さな婦人、草模様の絨毯が本物の芝生になっていくシーンはファンタジーの一級品。

Posted by ブクログ

2009/08/23

あー、やっぱり好きだああ。 19世紀英国ファンタジー文学の巨匠、ジョージ・マクドナルドの作品。 これって確か作家としての黎明期に書かれた作品じゃなかったっけか。 晩年期にほとんど同じ思想のもと書かれた「リリス」と比べてみても面白い。 今ではすっかりファンタジーの定番となった、異世...

あー、やっぱり好きだああ。 19世紀英国ファンタジー文学の巨匠、ジョージ・マクドナルドの作品。 これって確か作家としての黎明期に書かれた作品じゃなかったっけか。 晩年期にほとんど同じ思想のもと書かれた「リリス」と比べてみても面白い。 今ではすっかりファンタジーの定番となった、異世界トリップもの。 ふとしたきっかけで別の世界の扉を開いてしまった青年が、 その世界を旅していく中で成長していく…っていう成長物語でもありますね。 とにかく世界観に圧倒される。緻密で深くて色鮮やかで、ものすごく幻想的。 この世界を味わえるっていうだけでも読む価値があるんじゃないかな。 でもやっぱりこれもだいぶ説教的な側面が強いし、 古典作品にありがちでなかなかに読みづらい。 序盤をなんとか乗り越えられれば、あとは一気にいけると思う。

Posted by ブクログ

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