セミリタイアのすすめ シドニーの12か月

永淵閑(著者)

• 販売会社／発売会社: 文香社/
• 発売年月日: 1999/08/02
• JAN: 9784938933319

商品レビュー

2021/05/09

セミリタイアに興味があって読んでみた。
第一ステップは準備期間、第二ステップは助走、離陸期間、第三ステップは飛翔期間と考え、計画を立てている。
私が考えるに、セミリタイアの長所として、つねに漂泊、放浪しているという不安定感が得られることです。人生は旅で人は旅人です。それを忘れたところから錯覚が始まり、会社は永遠に続くとか、国家は崩壊しないとかの幻想を抱き、そこに精神の自立をあずけてしまいがちです。
私のように人生折り返し点にきた年齢になれば、後半のまだまだ長い人生のためには、ふと立ち止まってちょっと休み、しばらくは海外に生活の拠点を移し、何が大事なことかをしっかり考えてもいいのではないかと思った。
リタイアは社会からの引退だが、セミリタイアは帰属社会の束縛や家庭の義務など現実のわずらいからしばし解放され、リラックスしてとらわれのない自由な精神で自立的に生きることだと私は思っている。

セミリタイアは、帰属意識が強い人は無理。自立して、自分のやりたいことがはっきりしていないと難しい。