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エミリー・ディキンスンは死んだ ミステリアス・プレス文庫ミステリアス・プレス文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | The Mysterious Press/早川書房 |
発売年月日 | 1999/07/10 |
JAN | 9784151001383 |
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エミリー・ディキンスンは死んだ
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エミリー・ディキンスンは死んだ
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
図書館から借りました 推理小説。舞台はアメリカ。 エミリー・ディキンスンという偉大な詩人の、没後100年のシンポジウムで起こる、血なまぐさい騒動。 エミリーの研究家である大学教授オーエンはそれに巻き込まれて右往左往する話……。(主役は事件を解決していくホーマー・ケリーではなく、彼です) 妻に先立たれて、繊細な心をさらにか細くしている、天使のように高潔で無欲なオーエン。 エミリー・ディキンスンの詩を愛する彼は物語の終わりにエレンという、立派な女性と仲良くなります。 どれぐらいエレンが立派かというと、ちゃんとした有能なお医者様(オーエンの従弟の医者は釣りに出かけたくて、よく逃亡を図るので好対照な)で、婚約者が自分に気がつかず若い女と目の前でいちゃついてどこかに消えていったとき(このときの女の子は、後に殺されてしまう)に、自分から静かに別れの手紙を書いて彼とケリをつけ、水がいっぱいの穴にオーエンが蹴り落とされたとき、助けるためにためらわず飛び込み、流れに巻き込まれても、オーエンを助けようとしっかりと掴んでる、という、実に……男前です。 オーエンがか細く繊細かつ感受性が豊かすぎるので、エレンがお似合いです。 オーエンを蹴り落とした男は大学の教授なのですが、お馬鹿さんで幸運な人で。 森で迷ったあげく、「北米一大きい雄鹿」に踏みつけられ、岩だなに巣作りするマサチューセッツ州で一羽しかいない鷲に肩をくちばしで突き刺され、オオヤマネコ(幻のクーガー)に脅かされるという、妙な幸運に預かる。 もっとも、彼はそれを幸運とは思えなかったようだけど。 神は無欲なものに、いろいろ与えるのですな(笑) 読みやすいですよ、エミリー・ディキンスンを知らなくても、この物語は楽しく読めます♪
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そもそもエミリー・ディキンスンをちっとも知らないまま読み始めてしまったのだけど、彼女の詩集を買ってみる動機付けになりました。 ミステリーとしてはかなりテンポがよく、すらすら読めました。 多種多様な変な人たちが出て来るのだけど、近い人間が周りに結構いるような気がする・・・てくらい人...
そもそもエミリー・ディキンスンをちっとも知らないまま読み始めてしまったのだけど、彼女の詩集を買ってみる動機付けになりました。 ミステリーとしてはかなりテンポがよく、すらすら読めました。 多種多様な変な人たちが出て来るのだけど、近い人間が周りに結構いるような気がする・・・てくらい人間描写が上手。
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人の醜さとか優しさとか欲望とか・・・ 素晴らしく美しいアリソンと、どうしようもなく肥え太った醜いウィニー。そして、パッとしない外見ながら、内面の美しさを持つ女医。 3人の対照的な女性を描き、美醜の悲しさを残酷にかつ克明に描写する。 ウィニーがドーナツをやけ食いするトコの描写は...
人の醜さとか優しさとか欲望とか・・・ 素晴らしく美しいアリソンと、どうしようもなく肥え太った醜いウィニー。そして、パッとしない外見ながら、内面の美しさを持つ女医。 3人の対照的な女性を描き、美醜の悲しさを残酷にかつ克明に描写する。 ウィニーがドーナツをやけ食いするトコの描写は特に秀逸。 読後感が良いです。
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