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日本語の復権 講談社現代新書
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日本語の復権 講談社現代新書

加賀野井秀一(著者)

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日本語の復権 講談社現代新書

726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1999/07/20
JAN 9784061494596

日本語の復権

¥726

商品レビュー

3.5

6件のお客様レビュー

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2010/05/28

今までの日本語に対す…

今までの日本語に対する自己嫌悪的感情を払拭できる本。

文庫OFF

2019/07/14

日本語は難しい。日本語はあいまいである。日本語を否定的 に捕らえる時によく言われることだ。確かにそういう面も ある。漢字と仮名の混ざった表記、物事をハッキリと言わ ないことが美徳だとでも言わんばかりのあいまい表現、文章 の最後まで聞かないと否定か肯定かわからない、情的に 過ぎて理...

日本語は難しい。日本語はあいまいである。日本語を否定的 に捕らえる時によく言われることだ。確かにそういう面も ある。漢字と仮名の混ざった表記、物事をハッキリと言わ ないことが美徳だとでも言わんばかりのあいまい表現、文章 の最後まで聞かないと否定か肯定かわからない、情的に 過ぎて理論を語るにはあまりにも適していない等々。だが、 我々は日本語の中に産まれ日本語を話し日本語で考えるしか ない日本人なのだ。であるならば、日本語の良い所悪い所を しっかりと把握し、よりよい表記・表現を手に入れるべく 努力するしかないのである。そのためのヒントがこの本には 書かれているような気がする。「記号操作」には長けるが 「記号化」は苦手な日本人というのは卓見であろう。簡単に わかったつもりで使ってしまっている漢語には注意したい ものだ。

Posted by ブクログ

2014/10/22

あいまいさを排除せず、相互の慮りを期待する日本語の特徴とその問題について論じた本です。 日本語は、藤原定家の歌に見られるような、重層的なコノテーションを生かした高度な言語的境地を開く可能性を持っています。その一方で、言葉にしなくても分かってもらえるという「甘え」を許すという問題...

あいまいさを排除せず、相互の慮りを期待する日本語の特徴とその問題について論じた本です。 日本語は、藤原定家の歌に見られるような、重層的なコノテーションを生かした高度な言語的境地を開く可能性を持っています。その一方で、言葉にしなくても分かってもらえるという「甘え」を許すという問題点もあります。著者は、このような日本語の特徴を、単に日本語の運用上の問題と考えるのではなく、日本語の構造そのものから生じる問題だと主張し、時枝誠記が論じた「詞-辞」構造や、柳父章の「カセット効果」などの議論を紹介しながら、そうした日本語の構造的特徴について考察を加えていきます。 「百年一日のごとく「日本語は膠着語であり、云々」とやって、その膠着語であることが私たち日本人の思考にどのような影響をもたらしてきたかを考えもしない講壇言語学」への批判は勇ましいですが、文化的・社会的要因に根ざすものと、日本語の構造そのものに由来する問題の区別が今ひとつ分かりにくく、けっきょくのところ著者の印象にすぎないのではないかと感じてしまいました。

Posted by ブクログ

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