- 新品
- 書籍
- 文庫
道化師の恋 河出文庫文芸コレクション
858円
獲得ポイント7P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
発売年月日 | 1999/07/02 |
JAN | 9784309405858 |
- 書籍
- 文庫
道化師の恋
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
道化師の恋
¥858
在庫なし
商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
誰が道化師か? 前三作に比べ、直接的な皮肉が少なく、ロマンティックな印象。 例えば桃子や花子に評されるとしたら「頭空っぽ」な桜子や善彦だからこそ、「綺麗な恋」ができるのだろうか?
Posted by
別になりたかったわけじゃないけどたまたま書いてみた小説が新人賞の候補になって作家ということになった大学生の主人公もその家族もまったく共感できず、『文章教室』の面々も再登場するが相変わらずで登場人物たちは魅力がないけどあとがきで書いてるように毒の塊のようなところや今まで読んできた金...
別になりたかったわけじゃないけどたまたま書いてみた小説が新人賞の候補になって作家ということになった大学生の主人公もその家族もまったく共感できず、『文章教室』の面々も再登場するが相変わらずで登場人物たちは魅力がないけどあとがきで書いてるように毒の塊のようなところや今まで読んできた金井作品に共通する書くことや文章についての考察や映画とか文学が物語に絡んでたり他の作品のパロディがあったりするところがすごく魅力的でイヤなやつらばかりなのに思わず引き込まれてしまう。目白4部作のラスト。続編の目白シリーズも期待大。
Posted by
「目白4部作」の最終巻。ただし、完結編というわけではない。善彦のデビュー小説「道化師の恋」を巡る物語なのだが、なんとも不思議な味わいの小説だ。劇的な事件が起こるわけでもない。もっとも、颯子が事故死するのだから起らないというわけでもない。ただし、それもまた淡々としているし、次なる恋...
「目白4部作」の最終巻。ただし、完結編というわけではない。善彦のデビュー小説「道化師の恋」を巡る物語なのだが、なんとも不思議な味わいの小説だ。劇的な事件が起こるわけでもない。もっとも、颯子が事故死するのだから起らないというわけでもない。ただし、それもまた淡々としているし、次なる恋においても、両者にはほとんど葛藤らしきものが見られない。一方、登場人物たちの存在感は確かな精度で描かれる。例えば、端役だが元全共闘ノンセクト野沢一代さんの自然食偏愛などをからかいながら、それでいてリアリティ溢れる描きぶりなど。
Posted by