商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1999/09/10 |
JAN | 9784167169343 |
- 書籍
- 文庫
街のはなし
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街のはなし
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商品レビュー
4.2
5件のお客様レビュー
歯切れの良い文章。きっぱりとした主張。エッセイは集められてこそ,その人らしさを認識することができるのだなと思った。エッセイ集とは人格の暴露,露出か。
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吉村昭のエッセイ集。 丁寧に、街ゆく人々を観察していることもすごいんだけど、こう、忙しくしている中で日々忘れていることを思い出させてくれて、ついほろりとくる。 心理描写がなく、情景描写だけなので、よけいに心に迫るものがある。その人の気持ちが直に伝わってきて、つらさや喜びに同化する...
吉村昭のエッセイ集。 丁寧に、街ゆく人々を観察していることもすごいんだけど、こう、忙しくしている中で日々忘れていることを思い出させてくれて、ついほろりとくる。 心理描写がなく、情景描写だけなので、よけいに心に迫るものがある。その人の気持ちが直に伝わってきて、つらさや喜びに同化する。 吉村昭、本を集めてみようかな。 とはいえ、まだまだ読んでいない本が多いのだけど…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
電車の中で、レストランで、自宅で起こったちょっとした街にあふれる心暖まる事柄からの短い随筆集。人の姿を観察する氏の目の鋭さと愛情に上品な粋を感じます。夫は餌を与えられる犬は飼い主に頭が上がらない!などとユーモラスに自らの夫婦を描き、妻・津村節子とのほほえましい関係が見えてきます。このほか、姿勢正しくスープを飲む女性の姿・・・。ニッコリ、そしてちょっと考えさせられる話です。気軽に読め、爽やかな読後感です。
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