商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 潮出版社 |
発売年月日 | 1999/06/05 |
JAN | 9784267015366 |
- 書籍
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私の好きな孤独
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私の好きな孤独
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
流石は詩人の書だけあって言語感覚の鋭敏さに舌を巻く。とはいえ、堅苦しい本ではなくこちらの疲れた心を慰撫してくれるゆとりを備えた本でもあると思った。アメリカ文化、特にジャズやロックといったポップカルチャーについて触れながらそこで生きる市井の人々の暮らしに寄り添い、その暮らしから詩を...
流石は詩人の書だけあって言語感覚の鋭敏さに舌を巻く。とはいえ、堅苦しい本ではなくこちらの疲れた心を慰撫してくれるゆとりを備えた本でもあると思った。アメリカ文化、特にジャズやロックといったポップカルチャーについて触れながらそこで生きる市井の人々の暮らしに寄り添い、その暮らしから詩を生み出し誠実に生きようとする著者の強い姿勢に打たれる。長田弘の詩は詩を理解できない私にも例外的に興味深く感じ取れるのだが、それは多分こうした詩人の誠実で丁寧な生き方がそのまま言葉となり、詩となって結実しているからだろう。とても深い
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散歩のようなエッセイだ、と思っていたら長田弘自身がそのように言っていた。それぞれの小道には思いもかけない美しいことが沢山眠っていて、それを人は美しいとは思わないのかもしれないが私にとっては美しいことであり、小道を通り抜けるたび爽やかないい匂いがする。季節のエッセイではないのだけど...
散歩のようなエッセイだ、と思っていたら長田弘自身がそのように言っていた。それぞれの小道には思いもかけない美しいことが沢山眠っていて、それを人は美しいとは思わないのかもしれないが私にとっては美しいことであり、小道を通り抜けるたび爽やかないい匂いがする。季節のエッセイではないのだけど、季節の匂いを感じるというか、もっと大雑把にいうところの変化の匂いなのである。それは自分が変化する匂い。良いも悪いも。
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言葉に出すと嘘になるってよく言いますけど、これは本当にそう思います。長田弘さんの言葉は嘘になりません。それが本当に素敵なこと。
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