「少年A」の告白

伊藤芳朗(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館/
• 発売年月日: 1999/06/18
• JAN: 9784093963510

商品レビュー

2016/04/28

１７～１８年前の事件なので、少年・少女像がかなり変化しているような気がする。同じ「寂しさ」があったとしてもその表現の形が違ってきたのではないか。以前はどこかで通うものがあったのに、今はツルツルとして手がかりがつかめないような感じ。今の少年事件を伊藤氏はどう捉えるだろう。

2012/03/06

「非行少年に必要なのは、罰ではありません。自分が人から見捨てられていない、自分が人から必要とされている、自分に価値がある、自分も人の役に立てることがある―そういう実感こそが、非行少年を立ち直らせるきっかけになるのです。」
確かにそう思う。
しかし、これは非行少年だけではなく、人間として成長していく過程の中でもこれらのことを実感しながら成長していくということは非常に重要なことだと考える。
特に「自分には価値がある」と一生を貫いて持っていなければならない感情だと思う。

2009/12/09

少年事件が専門の弁護士さんが書いた被告となった少年たちの姿。
親の子供への影響力を改めて感じます。
考えても仕方のないことだろうけど、違う親の下に生まれたらこの子たちも被告と呼ばれることはなかったのかな、と・・・
併せて親の気持ちも知りたいです。