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日本政治の対立軸 93年以降の政界再編の中で 中公新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
| 発売年月日 | 1999/10/23 |
| JAN | 9784121015013 |
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日本政治の対立軸
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日本政治の対立軸
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
新自由主義を導入してきた欧米諸国は、失業問題が深刻化し、却って左派勢力が復権を果たしている。一方、日本では新自由主義の負の側面が、未だ顕在化しておらず、したがって、新自由主義の見直しと社民主義の再生には未だ至っていない。1999年に発行された本書ではあるが、この指摘は未だに意味を...
新自由主義を導入してきた欧米諸国は、失業問題が深刻化し、却って左派勢力が復権を果たしている。一方、日本では新自由主義の負の側面が、未だ顕在化しておらず、したがって、新自由主義の見直しと社民主義の再生には未だ至っていない。1999年に発行された本書ではあるが、この指摘は未だに意味を持つように思った。
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再読です。橋本行革の部分を読む。時代の気分と橋本首相の理念が一致していなかったそうです。橋本首相はリベラルであり、それに対して、時代の気分は自由主義的です。それが、橋本首相の失敗の原因だそうです。
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現・同志社女子大学現代社会学部教授で(前・京大法学部)の大嶽秀夫による、55年体制崩壊後の政策対立軸変化と橋本行革評価についての論考。『再軍備とナショナリズム』『戦後政治と政治学』『日本型ポピュリズム』などの著作で知られている。 【構成】 前書き 第1部 政界再編の中の政策対立...
現・同志社女子大学現代社会学部教授で(前・京大法学部)の大嶽秀夫による、55年体制崩壊後の政策対立軸変化と橋本行革評価についての論考。『再軍備とナショナリズム』『戦後政治と政治学』『日本型ポピュリズム』などの著作で知られている。 【構成】 前書き 第1部 政界再編の中の政策対立軸 第1章 55年体制下における政策対立 第1節 戦後日本政治の基本対立軸としての防衛問題 第2節 1955年体制下での新党の誕生と従来の対立軸への対応 第3節 利益政治と利益政治批判 第2章 政界再編の中の対立軸 第1節 新保守主義による対立軸再編の試み(1)-1970年代と80年代 第2節 新保守主義による対立軸再編の試み(2)-小沢一郎と新生党 第3節 新保守主義による対立軸再編の試み(3)-細川護煕と日本新党 第4節 第三極としての「リベラル」 第3章 「第二」の政党-90年代に登場した2つの「民主党」 第1節 「民主党」をとりまく背景 第2節 党をつくる政治過程 第3節 「民主党」の特徴 第4節 「政治改革」の時代の「民主党」 第2部 平成不況の中の橋本行革 第4章 1990年代中期における日本の経済社会 第1節 世界的な新自由主義の流れの中の日本 第2節 日本における新自由主義的改革の逆説的帰結 第3節 90年代の大競争時代における日本経済 第4節 90年代日本におけるリストラの遅れ 第5章 「橋本行革」の登場、展開、挫折 第1節 ネオ・リベラルな風潮の中の橋本龍太郎 第2節 橋本行革の登場と展開(1)-日本版金融ビッグバン 第3節 橋本行革の登場と展開(2)-省庁再編 結語 上記の通り、本書は2部構成となっており、前半が民主党設立に至るまでの政界再編過程と各党の政治的立ち位置の確認、後半が1996年から1998年の橋本政権下で実行された「橋本行革」実行の背景分析と評価を行っている。 55年体制崩壊前後において、かつて保革が華々しく論戦を繰り広げた防衛問題が、政治対立の争点ではなくなり、新保守主義を掲げる新党が乱立し、新保守主義における政策立案が争点化するかに見えた。自民党の政権復帰と社会党の解体という政界再編の中で、野党の離合集散の末に2つの「民主党」が誕生することになった。 この激しい政界再編の動きの中で有権者は既存の政党=成熟したプロ政治家に対する忌避感・不信感から、市民派が持つアマチュアリズムに「刷新」の期待をする傾向を筆者は指摘する。本書の言葉を借りれば、それは「遊び志向」での政権選択である。 そして、新進党解党後の野党の寄り合い所帯である民主党がこの市民派アマチュアリズム・イメージを押し出しながら曖昧な「リベラル」を標榜することになったが、党の政策理念としては分裂気味であった。 一方、1993年の下野から社会党を利用しながら政権与党に返り咲いた自民党においても、国民・マスコミが抱く自民党-官僚に対する不信感を払拭するべく、議員の政策立案能力の向上と官僚機構改革を志向した。 しかし、「橋本行革」に対する著者の評価は辛い。首相のリーダーシップの取り方(外交イニシアティブの問題など)、政策実行のマネジメント能力、政策理念の国民への説明姿勢などが欠如していると言うのである。加えて、90年代の長引く不況の影響で極度に不健全化している財政の再建こそ、「橋本行革」の真の目的であったはずであったが、結局のところ省庁再編は「人員削減」という痛みをほとんど伴わず、本質的な行政効率化に寄与したかは疑わしいとされている。 特に前半の「民主党」出現とその特徴については、2009年現在の政権与党となった民主党にもそれが引き継がれているだけに、「新保守主義」思想による改革路線がどのように修正されていくのか考える上で本書の内容は参考になるだろう。
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