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元型論
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元型論

カール・グスタフ・ユング(著者), 林道義(訳者)

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元型論

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 紀伊國屋書店
発売年月日 1999/05/22
JAN 9784314008402

商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

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2019/05/09

ユング心理学の中核をなす重要な論文集。 特に論文Ⅸ「心の本質についての理論的考察」だけでも多くの人に読んで欲しい、非常に価値がある。 「心」への考察を深く掘り進めていくと、その先には現代物理学、量子論の課題にもぶつかる。 ユングは物理学者と対話する。 さて現代をかえりみても、人工...

ユング心理学の中核をなす重要な論文集。 特に論文Ⅸ「心の本質についての理論的考察」だけでも多くの人に読んで欲しい、非常に価値がある。 「心」への考察を深く掘り進めていくと、その先には現代物理学、量子論の課題にもぶつかる。 ユングは物理学者と対話する。 さて現代をかえりみても、人工知能AIの開発など、人間の心に物理的技術が追い付くために何が必要なのか、あるいは追い付けないのかどうか、ずっと議論されている「心」をめぐる諸問題に、本書は多くの示唆を与えてくれる。 本書が全く古くない、ということは「心」とはなにかについていまだに分かっていないからだ。

Posted by ブクログ

2017/04/30

5〜6年くらい前にコーチングを学び始めてから、その理論的なバックグランドみたいな感じで、心理学、心理療法の本もあれこれと読んでいる。 そういうなかで、ユングは、なんだか神秘主義的な感じで、読まずぎらいしていたのだが、プロセスワークももともとはユング派だったわけで、最近の関心事の...

5〜6年くらい前にコーチングを学び始めてから、その理論的なバックグランドみたいな感じで、心理学、心理療法の本もあれこれと読んでいる。 そういうなかで、ユングは、なんだか神秘主義的な感じで、読まずぎらいしていたのだが、プロセスワークももともとはユング派だったわけで、最近の関心事の男性性/女性性の結合みたいなのも、ユング的な話しなので、入門書をこえて、ぼちぼちとユング自身の著作を読み始めている。 が、ユングの著作の膨大なこと。1冊1冊が分厚い。しかも、かなり難解でなに言っているのかわからない。 というなかで、自分の関心は、どうも「集合的無意識」「対立物の結合」みたいなところにあるようなので、その辺を中心に読んでいて、そういうテーマのコアとなる本は、この「元型論」らしいということで、苦労しながら、読んでみた。 といっても、これはいろいろなところに発表された論文やエッセイを集めたもので、重複した記述もあったりして、かならずしもこれで「元型論」が体系的に理解できるわけではない。 ここで取り扱われているアーキタイプは、アニマ(男性のなかの女性性というか、女性へのセクシャルな妄想の投影みたいなもの?)、影(シャドウ)、老賢者、母、母娘、童児、トリックスター、精神など。 これらがどういう関係にあるのかは、今ひとつ分かりにくい。 が、ユングのユニークな思考プロセス、あっちいったり、こっちいったり、飛躍したりしながらも、ズボズボと本質的なところに深まっていったりを楽しむことができる。 ユングって、オカルトなイメージがあって、錬金術とか、宗教とか、神話の話しなどがどんどん引用されるので、なんだろう元祖スピリチュアル系というイメージがあるのだけど、ここにいるのは、結構、科学的、学術的な方法論、そして西欧的な合理主義を大切にする慎重な学者という感じ。 本当のところどう考えていたのかは分からないけど、スピリチュアルにとられることを警戒して、科学的に立証できることにもとづいて議論している、というニュアンスのことをしばしば書いている。 やっぱ、20世紀の前半なので、こういうスピリチャル的なものに対する拒否感というのは相当につよかったんだろうな。 というなかで、学術的な正確性を保ちつつ、人間存在の暗闇というか、無意識にズボズボと入っていく勇気がいいと思う。

Posted by ブクログ

2012/11/03

やはりJung, C. G.は人を選ぶ。内容は、元型に焦点を絞っている。よって、論の展開は了解できる。しかしその表現やコトバの含意するところがわからなかった。その理解不能の領域にこそJungの真骨頂があるのだが、そこまでは、まだたどり着けないようである。

Posted by ブクログ

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