商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 1999/10/19 |
JAN | 9784087471120 |
- 書籍
- 文庫
道 ジェルソミーナ
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道 ジェルソミーナ
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
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短編集。現代社会の一見普通なのに恐ろしい面が描かれています。
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飛鳥井シリーズ第2弾…
飛鳥井シリーズ第2弾の短編集。あえて、主語を廃した透明な視線そのものとしてハードボイルド探偵を設定しています。
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「私立探偵飛鳥井の事件簿」シリーズの短編集。 アメリカで妻のジュリアを病で失った飛鳥井は、日本に帰国し、巽俊吉の探偵事務所を引き継ぐことになりました。本書は、そんな彼のもとに持ち込まれた四件の事件の記録です。 第一話は、英文学の助教授の岩城義弘という男が、江崎真由美という女性...
「私立探偵飛鳥井の事件簿」シリーズの短編集。 アメリカで妻のジュリアを病で失った飛鳥井は、日本に帰国し、巽俊吉の探偵事務所を引き継ぐことになりました。本書は、そんな彼のもとに持ち込まれた四件の事件の記録です。 第一話は、英文学の助教授の岩城義弘という男が、江崎真由美という女性を探してほしいという相談を持ちかけるところからスタートします。その後まもなく岩城が何者かによって殺害される事件が起こります。飛鳥井は、岩城の妻・沙織からの依頼を受けて調査をおこない、岩城および彼と関係のあったハルタイ・パックディーというタイ人ホステスがエイズ・ウィルスのキャリアだったことを知ります。 第二話は、佐伯富子という老婆から、殺人事件で服役した後に行方不明になった次男の春彦をさがし出してほしいという依頼が、飛鳥井のもとにもたらされます。富子の長男夫婦は、春彦に対して良い印象をもっていない様子ですが、調査が進むにつれ、飛鳥井は春彦が犯したという事件の真相に近づいていきます。 第三話は、吉村千尋という若い女性が、父親をさがしてほしいという依頼を持ち込む話です。やがて飛鳥井のもとに、野沢隆典らしい人物がホームレスとして生活しているという報せが届けられ、調査を開始した飛鳥井でしたが、その後野沢隆典が凍死したと伝えられます。男の死に不審をおぼえた飛鳥井は、千尋の母の佳代子と、彼女と親しくしているアナウンサーの野沢昭典の二人に、一つの仮説を突きつけます。 第四話は、結婚相談所を営んでいる塚原昌枝から、彼女の世話で結婚した後まもなく自殺した吉川信和と、その直後に失踪した妻の平井美智子のことについて調べてほしいという依頼が持ち込まれます。平井美智子の旧宅を訪問したところ、そこには見知らぬ女性が住んでいたと聞いた飛鳥井は、その女こそがほんとうの平井美智子であり、昌枝が結婚の世話をした女性は、平井美智子の名を騙る結婚詐欺師だったことを突き止めます。 いずれも密度の濃い作品ですが、そのぶん「作った」感もあります。短編なので、ある程度はやむをえないのかもしれません。
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