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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 毎日新聞社/ |
発売年月日 | 1999/05/30 |
JAN | 9784620105994 |
- 書籍
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草原の椅子(上)
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草原の椅子(上)
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
50代のオヤジ二人がメインのストーリー。色んな人が関わりこのお父さんたちの善人の行いでストーリーは展開する。日本の政治を批判したり、良い行いをしない人を批判する。自分達はかなりいい人のようだ。曰く付きの少年と陶器店の女主人が今後の展開にどう影響していくのか、どんな〆方になるのかが...
50代のオヤジ二人がメインのストーリー。色んな人が関わりこのお父さんたちの善人の行いでストーリーは展開する。日本の政治を批判したり、良い行いをしない人を批判する。自分達はかなりいい人のようだ。曰く付きの少年と陶器店の女主人が今後の展開にどう影響していくのか、どんな〆方になるのかが見もの。
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宮本輝作品の中で、好きな方に分けられる作品。 異国の様子も魅力的に描かれているし、登場人物も好感がもてる。
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遠間憲太郎、50歳、営業マン、離婚し、社会人となる娘と暮らす。 これまでの人生を後悔するわけでもないけれど満足せず、また今後の人生をどのように生きるべきか、自分が何を成して人生を終えるべきか、思い悩む。 同い年の親友・富樫は自営業の社長。 遠間と富樫は様々な人間トラブルと遭遇し、...
遠間憲太郎、50歳、営業マン、離婚し、社会人となる娘と暮らす。 これまでの人生を後悔するわけでもないけれど満足せず、また今後の人生をどのように生きるべきか、自分が何を成して人生を終えるべきか、思い悩む。 同い年の親友・富樫は自営業の社長。 遠間と富樫は様々な人間トラブルと遭遇し、また貴志子という女性に出逢い憧れ、娘の弥生を通じて母親に虐待されて育った五歳の圭輔と出逢う。 宮本輝は、本書執筆前、日本という国に対し憎悪を抱いていたとあとがきに書いており、その気持ちを遠間と富樫に代弁させているのだと思う。 そして堕落した日本や日本人を再生させるには、とこれまた遠間、富樫、貴志子に考えさせている。 彼らの今後がその再生への道で、本書はそこまでで終了。 いろんな人間がいるなぁ、幼稚な日本人が増えてしまったのだなぁ、というのが感想。 遠間と富樫のあらゆることに関するやり取りはまともなのだけど、正直、二人の頭の中を整理するのを手伝っているみたいでしんどい(笑)。 あとがきを読んで納得しましたが。 本書の前に「樅の木は残った」と「漆の実のみのる国」で命がけの自己犠牲の人々の物語を読んだせいか、どうも本書自体が軟弱に感じられて仕方なかったな。 登場人物に語らせるのではなく、もっと読者に考えさせてくれても良かったか。
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