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歪んだ素描 探偵藤森涼子の事件簿 ハルキ文庫
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歪んだ素描 探偵藤森涼子の事件簿 ハルキ文庫

太田忠司(著者)

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歪んだ素描 探偵藤森涼子の事件簿 ハルキ文庫

817

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所/
発売年月日 1999/12/18
JAN 9784894566095

歪んだ素描

¥817

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2010/05/28

「善意の檻」「眠る骨…

「善意の檻」「眠る骨」「彼の動機」「歪んだ素描」の連作短編集。女探偵・藤森涼子の活躍を描く。と言っても華々しい探偵ではなくて、もっと人間くさくて普通の探偵。リアルなだけにちょっと暗い感じはするが、身近な問題として感じられる。

文庫OFF

2018/08/07

「求む、バカな人」。 OLだった女性が、ある奇妙な求人広告をきっかけに、探偵という仕事を稼業にして、時には深く関わり、時には傍観者となって、他人の人生に関わっていく。 女探偵、藤森涼子シリーズが誕生した1作目である。 彼女が取り組む4つの依頼を描いた連作短編。 家出した妹...

「求む、バカな人」。 OLだった女性が、ある奇妙な求人広告をきっかけに、探偵という仕事を稼業にして、時には深く関わり、時には傍観者となって、他人の人生に関わっていく。 女探偵、藤森涼子シリーズが誕生した1作目である。 彼女が取り組む4つの依頼を描いた連作短編。 家出した妹や失踪した夫を探すという依頼に向き合う中で、幾度となく納得できない部分が目に入る。 その部分を見て見ぬふりをして通り過ぎるか、向き合って突き進むか。 結局、いつも向き合う方を選ぶのだが、背中を押してくれるのが、「地蔵顔」と藤森が密かにイメージする一宮所長。 彼の温かいまなざしを受けて、藤森は調査員として成長していく。 日常の何気ない風景。 だが、人によって異なる見方が、事件やもめごとを起こしていく。 そうした依頼に向き合う女探偵を淡々と描いていく文体だからこそ、気負うことなく、かまえることなく、読み進めていけるのだろう。

Posted by ブクログ

2013/04/11

再読。1994年の作品。 OLを辞めて、探偵事務所で働き出した新米探偵の連作短編集。 シリーズ一作目。 犯人探しより動機、心情がメイン。 この作者は哲学というか確固たる思いがあるようだ。 名古屋が舞台なのは相変わらず嬉しい。

Posted by ブクログ

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