商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞社/ |
発売年月日 | 1999/10/01 |
JAN | 9784022574299 |
- 書籍
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マダムの幻影
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マダムの幻影
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商品レビュー
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フランス革命は流れが速く、いまだにはっきりわからないことや、はっきりさせたくないことが沢山あって、作家には宝の山だろう。マリー・アントワネットの娘で革命を生き延びて長生きしたマダム=マリー・テレーズ・シャルロッテ・ド・ブルボン、ああ長い名前。彼女には元から為政者としての自覚はなく...
フランス革命は流れが速く、いまだにはっきりわからないことや、はっきりさせたくないことが沢山あって、作家には宝の山だろう。マリー・アントワネットの娘で革命を生き延びて長生きしたマダム=マリー・テレーズ・シャルロッテ・ド・ブルボン、ああ長い名前。彼女には元から為政者としての自覚はなく、芳を追われたばかりの公主孫紹のような人間である。話の進め手であるルナールはホストの成れの果てのような男で作者の好みである。と言うわけで作っている本人はとても楽しんでいるようだが、出来はいまいち。
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このマダムっつのは、マリーアントワネットの娘。彼女が、母親の弁護をした男の残した手記を読むって話。もっとも、そこまでくるのに、革命に翻弄された司祭の話が延々と。が、アントワネットとルイ16世の遺体を発掘する現場からはいって、場面をくるくると変えていく手法がすごい。悪くいうと、T...
このマダムっつのは、マリーアントワネットの娘。彼女が、母親の弁護をした男の残した手記を読むって話。もっとも、そこまでくるのに、革命に翻弄された司祭の話が延々と。が、アントワネットとルイ16世の遺体を発掘する現場からはいって、場面をくるくると変えていく手法がすごい。悪くいうと、TV的なんだが、非常に印象的かつ劇的であることはいなめない。 藤本ひとみの作品はどれも読みやすくて、すごくシンクロしやすい人物がいて、視覚的で、これぞエンターテイメントだなっと思う。
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日本で大人気のマリーアントワネットを書かず、あえて娘のマリーテレーズに焦点を当てたところがこの本の面白さであろう。
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