炎の画家三岸節子

吉武輝子(著者)

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 1999/12/20
• JAN: 9784163558608

商品レビュー

2021/09/23

三岸節子さん。知らない画家だったけど、こんなにも波乱万丈でドラマティックな人生を歩んだ方がいたのかと、小説を読むような面白さがあった。
三岸さんの最初の自画像とかヨーロッパの風景画も素敵！
戦前って不倫が多いのか？？
それとも芸術家だけ？
あと人の好き嫌いがはっきりしてて、妬みとか相手をおとしめるとか、男性の女性差別とか、今より精神的にネチネチしてるなあと思った。その分、人とのつながりとか愛情も今より濃かったのかもしれない。

よく調べ上げて書かれているなあと思った。
けど時々、時代が前後していて混乱した。
朝ドラの主人公になりそうな人生！

それにしても、晩年のあの穏やかな表情からは、気性の激しい女性だったとはとても思えない。