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風のジャクリーヌ ある真実の物語
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風のジャクリーヌ ある真実の物語

ヒラリーデュ・プレ(著者), ピアスデュ・プレ(著者), 高月園子(訳者)

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風のジャクリーヌ ある真実の物語

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ショパン
発売年月日 1999/11/01
JAN 9784883641321

風のジャクリーヌ

¥2,090

商品レビュー

3.9

11件のお客様レビュー

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2025/11/24

「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」という映画を見たいなとずっと思っていて、でもどこで見られるのか長年見つけられないままになっていた。本が出ていることを知ったので、早速読んでみる。 イギリスの天才チェリストのジャクリーヌ・デュ・プレ。30歳にもならないうちに多発性硬化症を患い...

「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」という映画を見たいなとずっと思っていて、でもどこで見られるのか長年見つけられないままになっていた。本が出ていることを知ったので、早速読んでみる。 イギリスの天才チェリストのジャクリーヌ・デュ・プレ。30歳にもならないうちに多発性硬化症を患い、チェロが弾けなくなっていく。42歳で亡くなる。まさかの水瓶座。夫はピアニストのバレンボイム。 姉のヒラリーと、弟のピアスによる回想で話は進んでいく。訳者あとがきに書かれている文がこの本に書かれていることを端的に示していた。「天才を家族に持つ事は、ある意味で重度の障害者を抱えることと同じなのだろう。全員がその子のために、一生何らかの犠牲を払い続けなければならないからだ。その家族は世界から隔絶された小さな宇宙となり、その子がその中心となる。その子は明らかに家族の重荷なのだが、同時に誇りでもあり、喜びの源でもある。」 天才なら何をしてもいいのか?という一線をとうに超えてしまっている気がしたが、それでも家族はジャクリーヌが大好きなのだそう。 演奏を初めてきちんと聴いてみた。びっくりするほど素晴らしかった。こんなチェロは聴いたことがなかった。奔放で、完全にチェロと音楽と一体化している感じがした。言葉は良くないかもしれないが、神が悪魔にチェロを与えて遊ばせているという感じがした。 作者である姉のヒラリーにとって、妹や家族との大切な思い出なので細かく語りたいのは理解できるが、とても長く感じた。出てくる人誰も好感が持てず、日本人の私が苦手な身贔屓や自画自賛も随所にあり、疲れた。どこまでが本心で、どこからが出版に際して気を使って棘が立たないように書いたものなのか判別できず、肝心なところで心の内を把握できないもどかしさも募った。 天才は1%の才能と99%の努力から作られると言われるが、この本を読むとそんなことはないと断言できるだろう。真の天才は別物なのだ。それゆえの周りの人々の苦悩を赤裸々に知ることができるのは貴重だし、面白かった。 妻がまだ生きている時から、別の女性と暮らし、子供まで作っていた夫、バレンボイムの言葉が印象的だった。 「僕はジャッキーの音楽とひとつになれる能力に仰天した。音楽に対してあまりにも情熱的で、しかもイントネーションの感覚がすごかったから、彼女は楽器に対して容赦なく無慈悲になれたんだ。」 「人々は、音楽というものが実際に存在すると信じている。でも本当は存在しないんだ。それは一度作曲したら戸棚にしまって、翌日またそこから取り出せるという種類のものではないんだ。それが真に存在するのは、誰かがそれを演奏した時だけなんだ。だから、演奏するたびに、僕たちはそれらの音をこの世の中に比喩的ではなく、物理的に送り出しているという事実を忘れてはならないんだ。」 「ジャッキーは、本能的にこれを知っていたんだ。彼女は1度も[ここ、どう弾けばいいの?]と迷わなくて済んだ。全く考える必要などなかった。ただ感じれば思い通りの音楽になったんだ。」 さすが、芸術家のバレンボイムの言葉は真を捉えている。「イントネーションの感覚がすごかった」という一言に脱帽した。ジャクリーヌが夫と遊ぶようにピアノを弾いている動画を見た。今まで聞いたことがない演奏でハッとさせられたが、それを言葉に表すなら正に、「イントネーションの感覚」が卓越した演奏だった。バレンボイムはジャクリーヌから音楽的に多くのものを得ていたのだろうと推測した。

Posted by ブクログ

2013/08/11

(2000.05.10読了)(2000.03.20購入) ~ある真実の物語~ (「BOOK」データベースより)amazon 不世出の天才チェリスト、英国の伝説的国民的英雄のジャクリーヌ・デュ・プレ。その巨大な才能と家族愛、社会的モラルとのはげしい相剋、解決できない愛と苦悩の葛藤、...

(2000.05.10読了)(2000.03.20購入) ~ある真実の物語~ (「BOOK」データベースより)amazon 不世出の天才チェリスト、英国の伝説的国民的英雄のジャクリーヌ・デュ・プレ。その巨大な才能と家族愛、社会的モラルとのはげしい相剋、解決できない愛と苦悩の葛藤、それらのすべてがいま本書に昇華された。

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2011/10/01

夭逝のチェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレのお話。世間でよく知られている姿じゃなく、家族にしか分からない部分がたくさんあった。衝撃的なことが多く、デュ・プレのことにしろ、バレンボイムのことにしろ、あまり知りたくないこともあった。でも、きっと、これこそ本当の姿で、人間らしさが見えた...

夭逝のチェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレのお話。世間でよく知られている姿じゃなく、家族にしか分からない部分がたくさんあった。衝撃的なことが多く、デュ・プレのことにしろ、バレンボイムのことにしろ、あまり知りたくないこともあった。でも、きっと、これこそ本当の姿で、人間らしさが見えた気がする。

Posted by ブクログ