英国短篇小説の愉しみ(2) 小さな吹雪の国の冒険

西崎憲(編者)

• 内容紹介: 内容:小さな吹雪の国の冒険 F.アンスティ-著 西崎憲訳. パ-ル・ボタンはどんなふうにさらわれたか キャサリン・マンスフィ-ルド著 西崎憲訳. 怒りの歩道-悪夢 G.K.チェスタトン著 高山直之訳. アセム-東方の物語 O.ゴ-ルドスミス著 佐藤弓生訳. ピム氏と聖なるパン T.F.ポウイス著 西崎憲訳. 決して H.E.ベイツ著 佐藤弓生訳. 神の眼 ロレンス・ハウスマン著 中野善夫訳. 悪魔法王 R.ガ-ネット著 中野善夫訳. 輝く顔の人 ジョ-ゼフ・ダウスン著 佐藤弓生訳. 皇子の見た幻 ジョ-ゼフ・アディスン著 佐藤弓生訳. 羊飼いとその恋人 エリザベス・グ-ジ著 高山直之訳. プロメテウスを発見せること マックス・ビアボ-ム著 中野善夫訳. 聖エウダエモンとオレンジの樹 ヴァ-ノン・リ-著 中野善夫訳. ファンタジ-とリアリティ- 西崎憲著
• 販売会社／発売会社: 筑摩書房/
• 発売年月日: 1999/02/10
• JAN: 9784480831828

商品レビュー

2024/11/19

エリザベス・グージの作品を読みたくて、検索。
やっとヒットした短編集。
グージの作品は、ユーモアにあふれてた、日常の中にひそむリアル小説なのに
ファンタジーのようで、良かったなぁ～
独身で家族のために働いてきた女性が、財産と時間を手にして
贅沢な日々を味わうけれど・・・結局と言うお話。
そこにからむのがタイトルの「羊飼いと恋人」。
陶器の人形だ。
正統派19世紀の小説で、しかもとってもロマンチック。
わたしの世代が読み慣れている英国小説の真髄。

他の小説もおもしろそうなのだけれど、
時間がなくてパラパラ読み、故に評価はせず。
★5に決まっているけどね！