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パラドックス学園 開かれた密室 カッパ・ノベルス
880円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2006/01/25 |
JAN | 9784334076252 |
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パラドックス学園 開かれた密室
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パラドックス学園 開かれた密室
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商品レビュー
3.2
13件のお客様レビュー
ここまでやるか! っ…
ここまでやるか! ってくらいにぶっ飛んでる作品。怒る人もいるでしょうが、バカミスもここまで来るとすごいと思う。
文庫OFF
バカミス。メタミステリ。SF。 『ミステリアス学園』の続編。パラレルワールド。 SF設定と登場人物たちがとても好きです。 完全に作者の思惑通りの行動をしてしまいました。 物語そのものよりも、「作品」として非常に楽しめた一冊です。
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「パラドックス学園」 光文社 タイトルを見て衝動買い。だってこれ、明らかに『ミステリアス学園』の続編だもの。鯨は基本的に苦手だけど、『ミステリアス学園』だけは別なので。 帯に「鯨統一郎が、またやりました。開いた口が塞がらない傑作です。」 いやねもう、なんつーか、爆笑。本...
「パラドックス学園」 光文社 タイトルを見て衝動買い。だってこれ、明らかに『ミステリアス学園』の続編だもの。鯨は基本的に苦手だけど、『ミステリアス学園』だけは別なので。 帯に「鯨統一郎が、またやりました。開いた口が塞がらない傑作です。」 いやねもう、なんつーか、爆笑。本読んで、これだけ笑ったの、久しぶりだ。これだけ興奮したのも久しぶりだ。凄い、凄いよ鯨統一郎。 前作と同じく流れ的にはメタ。もうバリバリのメタ。それが苦手な人にはお勧めしませんし、できれば前作を読んでからにしてもらいたい。 表紙めくって作者の言葉「本当に面白い本ほど壁に叩きつけたくなります。」この言葉も伏線だと思うんだけどな(笑) パラドックス学園パラレル研究会に所属しているドイル、ルブラン、アガサ、ポー。主人公は新入部員のワンダ。ワンダは先輩たちが別の世界ではミステリの大御所であることを知っていて、云々。 つまりは平行世界と矛盾の話。まあタイトルどおり。しかもパラパラ漫画付き。 向こう五年は見たくないと思っていた学者の名前を再び目にすることになりましたが(仕方ないわな、メタをやるなら欠かせない名前だし)、話自体は面白かった。めちゃくちゃ面白かった。そうくるか! と爆笑した。以下空白はネタバレ、反転処理。 ワンダを含めた登場人物たちが「己は書物の中の存在である」と認識する件が面白い。それはもし仮に事実だとしても決して証明できないし、彼らが真であると知ることもできないわけで。だとしたらそれを真と仮定して話を進めても一向に構わないわけだ。現実世界(高柳が所属する世界)ではなかなかそういう柔軟な考えを認める人間はいないけど。 フレデリックとマンフレッドが「シャム双生児」っていうのもいいねぇ。これ、元ネタを知っている人間は絶対騙されるよ。だってもともと彼ら「従兄弟同士」のはずだしね。そういう先入観があるから絶対に騙される。今考えると彼らだけ「フルネームが明記されていない」のはそういう理由だったんだな。 話の大きな筋(シェルターの中での密室殺人)の謎解きも面白くて好き。 作者の言葉を読んでいたから始めは「本を投げつけた」所為で彼が死んだのだと思ったけど、違ったね。まさか「パラパラ漫画をめくった」所為だとは。確かに「高柳も捲りましたよ。本を開いて一番初めに一度やっていたけれど、登場人物が言及し始めたからもう一度やりましたよ、ちょうどそのときに!」 いやまんまと「犯人」に仕立て上げられてしまいました。 難をいえばラスト、アガサの付け加えが邪魔かな。「読者の親」がどうのってやつ。あれは要らない。 抜粋。本文に入る前の注意書き。 作品内で、この作品自体の犯人、トリックなどに言及していますので、本作を読了されたかただけこの作品をお読みください。 無茶言うな。 06.02.09
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