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日本の歴史 改版 (18)
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日本の歴史 改版 (18)
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
図書館で借りた。 日本の歴史シリーズ18巻目は「幕藩制の苦悶」という名前だ。著者が直接的にこのタイトルにした背景・理由は述べられていないが、自ずと幕末・明治維新に向かっていく情勢を表現したものであるのは分かる。将軍で言えば11代家斉・12代家慶期であり、本の表紙にもあるが、この時...
図書館で借りた。 日本の歴史シリーズ18巻目は「幕藩制の苦悶」という名前だ。著者が直接的にこのタイトルにした背景・理由は述べられていないが、自ずと幕末・明治維新に向かっていく情勢を表現したものであるのは分かる。将軍で言えば11代家斉・12代家慶期であり、本の表紙にもあるが、この時期は将軍よりも松平定信・田沼意次・水野忠邦が全面に出てくる。改革虚しく崩れていく…という側面もあれば、そんな時代でも皆んな楽しく生きている、という庶民文化の記述もある。 さすがにシリーズ続けて読んで、こうも江戸時代が続くと間延びしちゃったように感じたかな。将軍の一日だったり、興味を持てる話題は所々にあるものの、集中が途切れてしまった。
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天明の大飢饉、寛政の改革、天保の改革など、幕藩体制に揺らぎが出始めた頃の時代が本巻の主な内容。そこに大塩平八郎の乱や蛮社の獄など、日本史で習う話が出てくる。 興味深かったのは、中盤以降たびたび登場する鳥居甲斐守。近くにいたらあまり関わりたくない人物だが、彼なりの信念をもって行動...
天明の大飢饉、寛政の改革、天保の改革など、幕藩体制に揺らぎが出始めた頃の時代が本巻の主な内容。そこに大塩平八郎の乱や蛮社の獄など、日本史で習う話が出てくる。 興味深かったのは、中盤以降たびたび登場する鳥居甲斐守。近くにいたらあまり関わりたくない人物だが、彼なりの信念をもって行動し、しかも維新後までたくましく生き抜くという処世術ももっている。こういう生き方もありだと思う。 余談だが、学生時代に商業史の授業を受けた先生の著書が解説で紹介されていたのに驚いた。
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中央公論の歴史本第18巻。時代は江戸中期。時の将軍は徳川家斉。老中は田沼意次~松平定信~水野忠邦。田沼失脚後の松平定信の質素倹約を柱とする寛政の改革、家斉の大御所時代を経て、水野忠邦の天保の改革へと時代は進む。その間、天明の大飢饉などの飢饉があり、打ちこわしや一揆も多発した。為政...
中央公論の歴史本第18巻。時代は江戸中期。時の将軍は徳川家斉。老中は田沼意次~松平定信~水野忠邦。田沼失脚後の松平定信の質素倹約を柱とする寛政の改革、家斉の大御所時代を経て、水野忠邦の天保の改革へと時代は進む。その間、天明の大飢饉などの飢饉があり、打ちこわしや一揆も多発した。為政者たちは何とか農村の荒廃を防ぎ、米や物価の高騰を抑えるために通貨における金の含有量を変えたり、株仲間を奨励or解散させたり、飢饉に備えて各地で米を蓄えさせたりと様々な方策を試みるが、それらの改革は吉宗の享保の改革ほどには効果が出なかったようである。定信失脚後には質素倹約の揺れ戻しか、家斉によってふたたび大奥などの華美な浪費があり、町人も”いき”をてらって文化が花開き「江戸っ子」という言葉も生まれる。そして近海にはロシアやイギリスの船が現れ、辺境の地を探検する者たちも活躍した。詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou33201.html
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