商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春秋社 |
発売年月日 | 2006/01/10 |
JAN | 9784393106044 |
- 書籍
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仏教要語の基礎知識
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仏教要語の基礎知識
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
昔から仏教の本を読んできたが、分かった様で今ひとつ分からない部分が残った。しかしこの本では仏教用語に対して明解かつ客観的な説明がなされており、これまでの今ひとつ分からない部分に回答が得られ、疑問が晴れた。これからも他書を読むにつけて、この本に立ち返って辞書の様にして意味を調べる事...
昔から仏教の本を読んできたが、分かった様で今ひとつ分からない部分が残った。しかしこの本では仏教用語に対して明解かつ客観的な説明がなされており、これまでの今ひとつ分からない部分に回答が得られ、疑問が晴れた。これからも他書を読むにつけて、この本に立ち返って辞書の様にして意味を調べる事になると思う。大切にしたい一冊である。
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大学の教科書にされるだけあって、内容は簡潔。この本だけ読む分には、面白みがないかもしれない。 しかし、ほかの仏教の本で色々な概念が出てきて、概念同士の関係が分からなくなってしまったときにこの本を読むと、体系的な理解が得られて、すごくすっきりする。索引も充実していて、1回通読した後...
大学の教科書にされるだけあって、内容は簡潔。この本だけ読む分には、面白みがないかもしれない。 しかし、ほかの仏教の本で色々な概念が出てきて、概念同士の関係が分からなくなってしまったときにこの本を読むと、体系的な理解が得られて、すごくすっきりする。索引も充実していて、1回通読した後は、辞書的に読むのにも使える。
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原始仏教の姿をほぼ正確に伝える本として、ある人に薦められて読んだ。原始仏教、部派仏教を中心とし、その「教理要目」を体系的にまとめている。かなり煩雑なところもあるが、基本的なところを学ぶには便利な本だ。また、ところどころに大乗仏教との相違点もまとめられているので、その点でも役に立っ...
原始仏教の姿をほぼ正確に伝える本として、ある人に薦められて読んだ。原始仏教、部派仏教を中心とし、その「教理要目」を体系的にまとめている。かなり煩雑なところもあるが、基本的なところを学ぶには便利な本だ。また、ところどころに大乗仏教との相違点もまとめられているので、その点でも役に立った。 現在私が関心があるのは、ブッダその人は瞑想をどのように説いたのかということだ。原始経典のなかにも多くの実践修道の教えがあるようだが、そのもっとも代表的な実践論は、部派仏教で三十七菩提分法としてまとめられた、七種類の修道説だという。その中でももっとも高い立場の修行法が七覚支で、主として禅定に関係している。原始経典の中には、安般念(あんぱんねん:数息観――出入の呼吸を数えて精神統一をなす)の後に四念所観修し、それから七覚支の修行に進み、明(悟りの智慧)と解脱が得られるとしているものがあるという。 こうして原始経典の段階できわめて多くの修業の体系がしっかりとまとめられている以上、ブッダが瞑想(禅定)を否定したとか、説かなかったとかいう説をとるのは、かなり無理がありそうな気がする。もう少し調べたいとは思っているのだが。 この本の内容でもうひとつ書きとめておきたいことがある。仏教の大問題のひとつに、仏教は無我を説くのになぜ輪廻転生を認めるのかという問題がある。著者は、これについてわずか3行であっさりと次のように論述している。 「外教が説くような常住の実体としての霊魂は仏教ではこれを説かないが、人格の主体としての業(ごう)を保持している霊魂は三世を通じて存在するものとして、これを認めている。それは不生不滅ではなく、輪廻の主体として業や経験に従って常に変化しつつ連続する有為法である。唯識法相の学説では阿頼耶識といわれるものもこれに他ならない。」(149頁) 基本は、まさにこういうことなのだろう。突っ込んだ議論をすると、問題は山ほどでてくるのだろうが。
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