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「本」に恋して
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「本」に恋して

松田哲夫(著者), 内澤旬子

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「本」に恋して

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2006/02/25
JAN 9784103009511

「本」に恋して

¥2,420

商品レビュー

4

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2022/11/28

読むための本の紹介本だと思って図書館で借りました。 そうしたら、本当に「本」そのものが好き!という本でした。 製本、紙、印刷、インク…本はそういうものたちでできていると改めて意識。 そして私は紙が大好き…インクの匂いが大好き。 まさに私のための本でした。 松田さんも本を知るた...

読むための本の紹介本だと思って図書館で借りました。 そうしたら、本当に「本」そのものが好き!という本でした。 製本、紙、印刷、インク…本はそういうものたちでできていると改めて意識。 そして私は紙が大好き…インクの匂いが大好き。 まさに私のための本でした。 松田さんも本を知るために本を壊すのは「犯罪に手を染めるような気分」とのこと。ですよねー。 しかし、本を作るのにはたくさんのメーカーさん、職人さんが関わっているんだと痛感。そして、今出版業界は厳しい。私も今たくさん本は買えない。でも、ステキな装幀を世間に見せながら読むのが好きで、重いけれど、ハードカバーが好き…この気持ちはいつまでも持ち続けると思います。 製造工程の専門的なお話やイラストは、私自身も見学者としてふむふむと読んだり眺めたり。 終章の対談も、内輪事情をかなりつっこんで話してくださっていました。おもしろい… 本文の紙がとってもステキな質感でした。 発売当時に嗅ぎたかった…(笑) これからも「紙の本」主義で行きたい。生きたい。 本屋さんがある限り、本屋さんに足を運び続けよう!とまたまた決心しました。 カバー、表紙、見返し、帯、本文、それぞれで使用したメーカー名も記載あり。 そして、今まで以上に、装幀やデザイナーさん、印刷所に製本所まで、眺めることになりそうです。

Posted by ブクログ

2021/06/27

2021.6.27市立図書館 序章が目当てだったといっていいけれど、本全体もおもしろかった。 本の世界をめぐるオデッセイ。初出は「季刊 本とコンピュータ」(2002年秋号〜2005年夏号)全11回の連載「造本に恋して」に序章と終章を書き下ろし。造本にかかわるさまざまな工場を訪問し...

2021.6.27市立図書館 序章が目当てだったといっていいけれど、本全体もおもしろかった。 本の世界をめぐるオデッセイ。初出は「季刊 本とコンピュータ」(2002年秋号〜2005年夏号)全11回の連載「造本に恋して」に序章と終章を書き下ろし。造本にかかわるさまざまな工場を訪問して見学・体験した顛末を松田さんが語り、内澤さんの図解がその理解を助けてくれる。 本の解体、をスタートに、束見本づくり、製本(折り、貼り込み、丁合、かがり、均し、断裁、表紙貼り、スピン、背貼り、くるみ、カバー掛け、挟み込み…)、函づくり、紙抄き、装幀用の特殊紙づくり、インキ製造、インキの元の顔料づくり、そして印刷後の表面加工…こんなにもたくさんの工程があって、それぞれの工程に難しい部分があってそれぞれ職人さんの調整があってこそ、うまくまわって1冊の本に仕上がるのだ、ということを改めて知る。どの本もぎゅっとしまって平らなのも、表紙のインクが手にうつったりこすれたりしないのも、あれもこれも職人さんたちの細心の注意や工夫のおかげなのだという、本が本として完成するまでの長い旅を知るだけで、手元の一冊一冊がとてもいとおしくなてしまう。 最後の章の凸版印刷の人との対話も、印刷現場から紙屋さんやインキ屋さんへの率直な注文や印刷業界の現実が語られていて興味深かった。 序章にあった、松田さんが信頼するブックデザイナーの名前は自分にとっても好きなブックデザイナーばかりで、その感覚はちくま文庫、文学の森シリーズから頓智、プリマー新書、と主に松田さんと筑摩書房の本に育ててもらったのかもしれないなと思った(平野甲賀の名は高校生の頃に晶文社の一連の本ですでに気がついていたが)。安野光雅、和田誠、南伸坊、平野甲賀の共通点といえば、松田さんが言う、絵もデザインもする(印刷の現場の事情もわかる)両刀遣いというほかに、描き文字(レタリング)もいい、という点だろうか。でも、この一二年ほどで和田誠、安野光雅、平野甲賀、とあっというまにいなくなってしまった。もう、こういうブックデザイナーのジャケ買いをすることもないと思うと、ちょっとさみしい。 この本がどんな紙でできているのかもカバー見返しに情報があるのだけど、図書館のフィルムがかかっているため、ぜんぶを味わえないのが心残り。入手しようにも、もう新潮社のサイトに書影さえ載っていないのが残念。 いずれ古書を探して手に入れる可能性も高いけれど、こうなっては、『印刷に恋して』とセットでちくま文庫入りを切望するほかあるまい。

Posted by ブクログ

2017/09/26

印刷に恋して、はフィルムからDTPへの移行期の話で今では状況が全く変わるが、こちらはアナログな印刷の話なので今でも役立つ。

Posted by ブクログ

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