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現代ドイツ 統一後の知的軌跡 岩波新書
902円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2006/02/21 |
JAN | 9784004309949 |
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現代ドイツ
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現代ドイツ
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商品レビュー
3.8
10件のお客様レビュー
ハーバーマスを中心に、統一後のドイツの状況と絡めた思想の移り変わりを簡単だがていねいに書いてあり読みやすく、また俯瞰しやすかった一冊。 仲正昌樹『日本とドイツ 二つの戦後思想』に似た内容かと思っていたが、こちらの方は東西統一を中心に、世の中の動きと連動した思想の揺れ(またその逆...
ハーバーマスを中心に、統一後のドイツの状況と絡めた思想の移り変わりを簡単だがていねいに書いてあり読みやすく、また俯瞰しやすかった一冊。 仲正昌樹『日本とドイツ 二つの戦後思想』に似た内容かと思っていたが、こちらの方は東西統一を中心に、世の中の動きと連動した思想の揺れ(またその逆)を中心に捉えてあり、また人物としてはハーバーマスを中心として描かれている点もあって、なんとなく「わかった気」になれるほど「わかりやすい」 またドイツとの比較の上で「日本人は」と説教を垂れる箇所 もない。
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ドイツ哲学の専門家による、東西統一からイラク戦争までの現代ドイツ史を俯瞰した新書。ハバーマスに代表されるドイツ・リベラル左派を通して、東西ドイツ統一、ユーゴ内戦といった時代の節々の出来事で、知識人や政治家がどんな論争を行ってきたかを克明に描かれている。本書の主人公は、ハバーマスと...
ドイツ哲学の専門家による、東西統一からイラク戦争までの現代ドイツ史を俯瞰した新書。ハバーマスに代表されるドイツ・リベラル左派を通して、東西ドイツ統一、ユーゴ内戦といった時代の節々の出来事で、知識人や政治家がどんな論争を行ってきたかを克明に描かれている。本書の主人公は、ハバーマスと云ったところか。 ドイツ・リベラル左派の考えを理解するには有益だったが、本書が書かれた10年後の今から見ると、EUを過大評価していたと言わざるを得ない。典型的な岩波文化人の経済学関連への知識の無理解が出ていて、所々読んでいて辛かった。例えば、ドイツ・マルクに固執するのはナショナリズムに固執しているからだ、ドイツマルク・ナショナリズムを克服するEU共通通貨はすばらしいみたいな論調で書かれているが、当時でも多くの経済学者が反対していたのを無視した随分と乱暴な議論だなあと感じられた。後出しジャンケンではあるが、ヨーロッパで反緊縮運動が盛り上がっている現在から視るとなんだかなあという感想がある。あと三島氏は、ハバーマスへ過剰に肩入れしているせいか、嫌悪が先行していて、ドイツ・ポストモダン派のあまりフェアーな紹介ではないだろう。ドイツ・ポストモダン派はただの保守反動ではないと思うが? ハバーマスに代表されるリベラル左派の考えを知るには悪くない本だが、ところどころでお粗末な経済認識が出ているので、ある程度批判的に読まないといけないと思う。 評点:6点/10点。
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ドイツの政治と思想である。難問問題、ネオナチ問題だけではなく、湾岸戦争への対応をめぐってのアメリカとのやりとりなどとても面白く読んだ。ドイツ関係の岩波新書ではこれが一番面白い。
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