商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 2006/03/25 |
JAN | 9784043801022 |
- 書籍
- 文庫
不適応症候群
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
悩みを抱えた患者さんと向き合いつつ、 自分の悩みも向き合わなければならない。 まさに好きな題材でもあるけれども、 親身に寄り添った一貫性にとても惹かれる。 人間誰しも異常なのだ。それを肯定してくれる。 「本当の自分の気持ちに気づく。何でもそこから始まるんですよ」
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ブックオフで百五円で購入しました。 ≪強迫観念≫を持つ精神科の医師と訪れる心を病んだ人たちが回復していくまでをリズミカルに描いた作品でした。 ≪イン・ザ・プール≫を思い出しました。まぁあれは適当な精神科医がコメディタッチで描かれていてまた違った味を出していましたが。 現代...
ブックオフで百五円で購入しました。 ≪強迫観念≫を持つ精神科の医師と訪れる心を病んだ人たちが回復していくまでをリズミカルに描いた作品でした。 ≪イン・ザ・プール≫を思い出しました。まぁあれは適当な精神科医がコメディタッチで描かれていてまた違った味を出していましたが。 現代病と言われる鬱病や職場でのいじめ(パワーハラスメント)、出社拒否、帰宅拒否、アルコール依存……。 出てくる人々はほとんどが会社員、年齢はバラバラ。 何故こうなってしまったのか、と悩みながら3001に通う人々との悩み相談。
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主人公である精神科医も持病があるということが面白い。彼の病気は強迫神経症。鍵の施錠とか、ガスの元栓とか、閉めたかどうか不安になって何回も確かめてしまうっていうやつ。そして彼のもとに、あらゆる病気を抱えた人たちが訪れるわけだけど・・もう、病気っていったい何なのかがわからなくなってく...
主人公である精神科医も持病があるということが面白い。彼の病気は強迫神経症。鍵の施錠とか、ガスの元栓とか、閉めたかどうか不安になって何回も確かめてしまうっていうやつ。そして彼のもとに、あらゆる病気を抱えた人たちが訪れるわけだけど・・もう、病気っていったい何なのかがわからなくなってくる。そもそも主人公の強迫神経症だって、ちょっとくらいは鍵を本当に閉めたか気になってちょっと家に引き返すくらいは誰にだってあるかもしれないし・・。今は簡単にうちも含め多くの人が「鬱やわー」って言ったりするけれど、そもそもどうなったら鬱なわけ!?女装癖だって、趣味と病気の境界はどこ!?とにかく、いつ自分が病気と診断されてもおかしくない、病気だと診断されても「人間はもともといろんなふうに壊れるようにできているんだ」と思って、自分を嫌いにならずに生きていきたい。読後感も爽やかで、癒される小説だった。
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