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深重の海 新潮文庫
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深重の海 新潮文庫

津本陽(著者)

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深重の海 新潮文庫

691

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2006/02/25
JAN 9784101280011

深重の海

¥691

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2022/04/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

丁寧な自然の描写に感服。内陸県民にとって馴染みのない海が舞台だが、夜、潮、風などの恐ろしさを分からされた様。足元が船の上、揺れているという心細さ。 鯨と自然と人間を相手に不条理に悲壮な境遇へ追いやられる太地。情けも救いもなく、ただ太地から離れられない捕鯨衆。いよの持つ諦観、太地のまちと共に死ぬ、すべて親様のお計らいのままに

Posted by ブクログ

2018/08/11

これまた作家の訃報を聞き再読。 もうちょっとコンパクトに出来たかな?という気がしますが、直木賞と言われればまぁそうかという感あり。 捕鯨の、特に現在での是非はともかく、自然の中の人間という位置付けの中での捕鯨が考えられるべき本当に最期の瞬間なんだろうと思う。この点については、どん...

これまた作家の訃報を聞き再読。 もうちょっとコンパクトに出来たかな?という気がしますが、直木賞と言われればまぁそうかという感あり。 捕鯨の、特に現在での是非はともかく、自然の中の人間という位置付けの中での捕鯨が考えられるべき本当に最期の瞬間なんだろうと思う。この点については、どんな時代の、どんな人間にもその行為の尊厳を否定する権限はないと思う。

Posted by ブクログ

2014/12/18

『和歌山県太地町、明治11年12月24日、大背美流れ事件』を元にかかれたフィクション 作中「欧米の捕鯨による資源枯渇により太地町への鯨の寄港が減っていていた」とあるが、これは対象種が”欧米=マッコウクジラ&セミクジラ、日本=セミクジラ&シロナガスクジラ””欧米は日本近海ではセミ...

『和歌山県太地町、明治11年12月24日、大背美流れ事件』を元にかかれたフィクション 作中「欧米の捕鯨による資源枯渇により太地町への鯨の寄港が減っていていた」とあるが、これは対象種が”欧米=マッコウクジラ&セミクジラ、日本=セミクジラ&シロナガスクジラ””欧米は日本近海ではセミクジラは捕鯨せず”などから疑問視する声もあるらしい 東京の銀行屋が「太地町の捕鯨方法=古式網取り式は時代遅れのため、資金は貸せない」胸が痛い。 日本の技術はすばらしい。しかし、それが時代遅れの技術なのか、貴重な財産なのかは見極める必要。 関連書籍;巨鯨の海(伊藤潤著)

Posted by ブクログ

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