商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新人物往来社 |
発売年月日 | 2005/10/25 |
JAN | 9784404032782 |
- 書籍
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乾山晩愁
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乾山晩愁
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3.4
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江戸中期の絵師を題材にした短編集。尾形乾山、狩野永徳、長谷川等伯、雪信、狩野探幽、英一蝶。この中でその名を知っていたのは、可能衛陶と長谷川等伯だけ。尾形光琳の名前は知っているけれど、乾山は初めて知った。光琳の弟。 物語としては、物足りなさはあった。短編集だから仕方ないのかも知れ...
江戸中期の絵師を題材にした短編集。尾形乾山、狩野永徳、長谷川等伯、雪信、狩野探幽、英一蝶。この中でその名を知っていたのは、可能衛陶と長谷川等伯だけ。尾形光琳の名前は知っているけれど、乾山は初めて知った。光琳の弟。 物語としては、物足りなさはあった。短編集だから仕方ないのかも知れないが。 それぞれの野心や苦悩等が描かれているが、それぞれの立場からみれば、抱く感情も正反対になるのが、それは当たり前かもしれないけれど、こうも正反対になるものだと、その発見は面白かった。
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主に、御用絵師として名高い狩野家の絵師達にまつわる短編集。戦国から江戸時代にかけて、それぞれ、尾形乾山、狩野永徳、長谷川等伯、清原雪信、英一蝶を軸とした物語が綴られる。才能に恵まれ、才覚一つで人生を切り開き、認められ、何百年後の今も名を残す絵師達だけれど、生きている間には色々苦し...
主に、御用絵師として名高い狩野家の絵師達にまつわる短編集。戦国から江戸時代にかけて、それぞれ、尾形乾山、狩野永徳、長谷川等伯、清原雪信、英一蝶を軸とした物語が綴られる。才能に恵まれ、才覚一つで人生を切り開き、認められ、何百年後の今も名を残す絵師達だけれど、生きている間には色々苦しみもあり痛みもあり。必死に生きていたのだなぁと感じた。 「若冲」や「花鳥の夢」を読んだ直後だったので、書き込みに物足りなさを感じてしまった。もう少し深いところまで、書き込んで欲しかった。
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江戸中期の絵師を巡る物語。 この時代、熾烈な争いが繰り広げられたのは武士の世界だけではなかった。 名前は知っている絵師や知らなかった絵師が登場します。 有名な尾形光琳の弟であまり知られていない(少なくとも私は知らなかった)乾山の苦悩が良く描かれている。 狩野派と等伯の確執もそれぞ...
江戸中期の絵師を巡る物語。 この時代、熾烈な争いが繰り広げられたのは武士の世界だけではなかった。 名前は知っている絵師や知らなかった絵師が登場します。 有名な尾形光琳の弟であまり知られていない(少なくとも私は知らなかった)乾山の苦悩が良く描かれている。 狩野派と等伯の確執もそれぞれの立場から描かれており面白い。 ちょっと日陰の人物にスポットを当てる葉室さんならではの視点が素晴らしいです。
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