食卓の向こう側(5) 脳、そして心 西日本新聞ブックレット6

西日本新聞社「食くらし」取材班(著者)

• 販売会社／発売会社: 西日本新聞社/
• 発売年月日: 2005/07/05
• JAN: 9784816706455

商品レビュー

2021/04/19

＊読んだのは紙の本

【動機】食に関する問題提起をしてくれて新たに知ることが含まれるシリーズだから。脳と心、いうテーマに興味があるから

このシリーズの本はページ数は少ない一方とても読み応えがある。便利さ・経済性のために健康を犠牲にし続けていいのか、ということを改めて考えさせてくれる。身の回りの問題に気付きやすくしてくれる。

2014/11/30

朝食は重要・・・ということが何回も語られる。

以下、引用。
「噛むことは、食べ物の消化だけではなく、脳の発達にもつながっているの。親の無知は子への罪とはいえませんか」
「食事の基本は、精製度の低い安全な穀物と加工度の低い食品を食べること」
「毎日繰り返される食事の場ほど、親の子どもへの態度が示されたり、家族関係が具体化されるものはない」
「食べることは、生きることの原点である。食べることは、愛情の原点である。食べることは、家庭の原点である。食べることにまつわる体験が、精神的な成長の原点になる。」
「食事の中でも重要なのは「一日のリズムをつくる朝食」とし、「成績を良くしたいのなら、寝る間を惜しんで勉強するより、きちんと寝て、朝食を食べる方がいい」と説く。」
「脳、心の成長に、食べ物や食生活のあり方が重要な位置を占めている」
「朝食をとらない子どもが多いのは大きな問題だ。朝は、夕食を食べてから時間がたっているので、脳は栄養欠乏状態。朝食抜きで登校すると脳がうまく働かず、やる気が出ない」