商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2005/07/20 |
JAN | 9784104775019 |
- 書籍
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まぼろし
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まぼろし
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商品レビュー
3.3
11件のお客様レビュー
8年ぶりの母との再会に、心のざわつきを隠せない亜紀。家族の形、子どもの想い、親の想い…。物語の前後が少しぼやけてしまう印象ですが、そこは作風?と思いつつ、亜紀のその後がやっぱり気になるのでした。
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苦労して就活して就職したのに、特にこれといった理由もなくあっけなく退職してしまい 無職となって実家に戻ってきて妹と過ごす台風の夜。 高校生の時に家を出て行った母が 8年経って父のいる実家に戻ってこようとしていることに 怒りと当時の暗い記憶に押しつぶされそうになる心。 1人で母の愚痴を永遠と聞かされる日々に 何かに飲み込まれるという感覚、 会いたいと言ってきた母に会うために 待ち合わせ場所に行ったのに、肝心の母は現れなかった 安堵と喪失感。 無職になって漠然とした不安を抱える20代の気持ちとか 母を完全には嫌いになることができずに苦しむ娘の心境、 繊細でリアルだったなあ。 母の犠牲者になった無防備で健気だった娘の気持ち、 少し泣いた。 靴下を溜めるだけ溜め込んで いよいよ履く靴下がなくなってまとめて洗濯に出す父に 直接文句を言えずに娘に当たるって、 靴下溜める癖がうちの旦那と同じで笑ったw この人にしか書けないような 若い女の人の気持ちみたいなものが滲み出ていたような気がする。
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十八階ビジョン、まぼろし、両方とも胸をぎゅっとされた気分でした。 こういう感覚に陥れる本は好きです。
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