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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2005/07/28 |
JAN | 9784101194233 |
- 書籍
- 文庫
お鳥見女房
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お鳥見女房
¥649
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商品レビュー
3.8
27件のお客様レビュー
情緒的な作品だと思う…
情緒的な作品だと思う。景色が、思い浮かぶような作品。主人公を始め、家族の者たちがお互いを思いやっている心温まる話。仇討ちする者とされる者の心の交流、妻が夫を思う心、息子が父を思う心など心情を思うと心が洗われるような気がする。大事なのは、心だと作者は言いたいのだろうか
文庫OFF
将軍の鷹狩に用いる鷹や鷹場の管理をするお鳥見役。その役に代々ついている矢島家の内儀珠世。 ある日父を訪ねてきた浪人を居候させる事になったが、彼には五人もの子供がいた。しかも彼を親の仇と狙う女剣士が現れ、彼女も居候させる事に。 その上夫が仕事で出掛けた沼津で行方不明になる。 珠世が...
将軍の鷹狩に用いる鷹や鷹場の管理をするお鳥見役。その役に代々ついている矢島家の内儀珠世。 ある日父を訪ねてきた浪人を居候させる事になったが、彼には五人もの子供がいた。しかも彼を親の仇と狙う女剣士が現れ、彼女も居候させる事に。 その上夫が仕事で出掛けた沼津で行方不明になる。 珠世が浪人一家に振り回されながらも持ち前の朗らかさで受け入れていく。 いつも優しく明るく逞しい珠世と家族の物語。 大きな事件がおきるでもないので少し物足りなさがあるかな。
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代々お鳥見役を務める矢島家は現当主の妻、しっかり者の珠世が中心となって回っている。 「千客万来」 仇と狙われている源太夫は5人の子供を引き連れて、昔ほんの少々の縁があった矢島久右衛門を頼ってやってきてしばらく逗留することになる。男を仇と狙う沢井多津もひょんなことから同じ久右衛門...
代々お鳥見役を務める矢島家は現当主の妻、しっかり者の珠世が中心となって回っている。 「千客万来」 仇と狙われている源太夫は5人の子供を引き連れて、昔ほんの少々の縁があった矢島久右衛門を頼ってやってきてしばらく逗留することになる。男を仇と狙う沢井多津もひょんなことから同じ久右衛門の家に宿を借りることになる。すぐにお互い仇と狙い狙われるものだと察するが。なんとも不思議な縁と言える。 「柘榴の絵馬」 子供を失った母親の悲しみ行くばかりか。 5人の子を持つ源太夫を多津が撃てばその子らは父親を失った多津と同じ悲しみを背負うはず。 仇討ちなどおやめなされ。 「恋猫奔る」 人が恋する季節はいつなのか。 矢島家に次々と起こる恋の季節は複雑に絡み合っていた。 「雨小僧」 七度探して人を疑へとは子供の頃に教えられたが、人を見たら泥棒と思えと比べてどちらが役に立つのだろう。 「幽霊坂の女」 女心を弄んではいけません。 そして女の怨念を甘く見てはいけません。 松原市之助はその姿形の良さのためかえって女性の恨みをかうことに。 男たるもの、女性にモテるなどと思い上がってはいけませんね。 「忍び寄る影」 お鳥見役の仕事のうちに他藩を探る探索があり、かなり危険な役目で矢島家の先先代も役目のうちに命を落とし、息子も同じ探索の役目を賜りなんとか生きて戻り隠居をしているがその息子の現当主にも同じ役目が回ってきてしまった。 「大鷹狩」 P300 「子供たちだけがあっけらかんとした顔で飯をかきぉみ〜」 この内容で「あっけらかん」は誤用ではないか。
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