商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 教育画劇 |
発売年月日 | 2005/10/15 |
JAN | 9784774606613 |
- 書籍
- 児童書
がいこつ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
がいこつ
¥1,650
在庫あり
商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
谷川俊太郎さんの「愛の詩」と和田誠さんの「がいこつ」のイラストが奏でる骨々セレナ-デ。〝ぼくは死んだら骸骨になりたい。骸骨になって、ようこちゃんと遊びたい。ブランコに乗ると、風がすう-すう-通り抜けて、きっといい気持ちだと思う。ようこちゃんは、怖がるかも知れないけれど、ぼくは、よ...
谷川俊太郎さんの「愛の詩」と和田誠さんの「がいこつ」のイラストが奏でる骨々セレナ-デ。〝ぼくは死んだら骸骨になりたい。骸骨になって、ようこちゃんと遊びたい。ブランコに乗ると、風がすう-すう-通り抜けて、きっといい気持ちだと思う。ようこちゃんは、怖がるかも知れないけれど、ぼくは、ようこちゃんと手をつないでいたい...ぼくは、ようこちゃんに骸骨の気持ちを教える。生きている時には分からなかった気持ちを教える。もうお腹も空かないし、もう死ぬのも怖くないから...ぼくは、いつまでもようこちゃんと遊ぶ...〟
Posted by
ぼくはしんだらがいこつになりたい―心を揺さぶられる谷川俊太郎の文章と、シンプルで明るい色使いの和田誠のイラスト。ようこちゃんへの想いがせつなく、深く身体に刻まれる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ぼくは しんだら がいこつになりたい」 そんな一文で始まるこの作品。悲しい描写は一切無いのに、読み終わると何とも言えない切なさで心がいっぱいになった。 がいこつになりたい男の子。がいこつになりたい理由はわからない。でもがいこつになってやりたいことはただひとつ…大好きな友達のようこちゃんと遊ぶこと。 ようこちゃんと遊ぶなら、なにもがいこつにならなくたっていいはずだ。実際この男の子も「ようこちゃんはこわがるかもしれない」ということをわかっている。遊ぶなら、普通の男の子でいた方がいいに決まっている。 じゃぁなんで…? アタマから読み返しているうちに、突然気がついた。 この男の子は自分が「死ぬ」ということを知ってしまったのだ。 そして「死」を認識した彼がその先に望んだことは、死んでしまってもなお「がいこつ」になって大好きなようこちゃんと遊んでいたい、ということなのだ。 死んでしまえばもうおなかもすかないし、死ぬのも怖くない。他の人から変な目で見られても、いじめられても構わない。 僕は大好きなようこちゃんのそばにいたいんだ。 いつまでも。 いつまでも。
Posted by