商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 童心社/ |
発売年月日 | 2005/07/20 |
JAN | 9784494021352 |
- 書籍
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あの日の空の青を
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あの日の空の青を
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まついのりこ(1934〜2017) 和歌山市生まれ。学者だった父親が戦時中に特高警察に捕らえられる。和歌山大学学芸学部を出て、東京の小学校で図工を教える。4歳の子を育てていた28歳の時に武蔵野美術大学に入学、卒業。絵本作家となる。1991年にユネスコ・アジア文化センター主催の児童出版研修コース講師団の一人としてベトナムへ。ベトナムへの紙芝居普及支援について「ベトナム文化功労賞」を受賞している。 まついのりこの絵に度々登場する「こびと」のきっかけは、20代前半に年賀状で制約がある中で描いた 六人並んだ子どもの絵を国分一太郎(児童文学者)に「あなたの小さな子どもの絵は、子どもたちにとても喜ばれると思う。こんな絵を子どもたちにかく絵かきになりませんか」と言われたことが心にあり、毎年年賀状を描くたびに少しずつ形になっていったものだそうだ。彼女にとってこびとは「どんな人の心の中にも自分のおもいをかさねあわすことができるこびとが、住んでいるのではないだろうか。特に子どもの心には。」と述べている。(初出は1986年「母のひろば」四月号 童心社) 子ども時代を戦時下で過ごしたまついの周りには美しいものがなくなっていったそうだ。朝顔も、子どもの服からもきれいな色が消えたという。その中でも美しいものを欲し、工夫して身につけた。だからこそまついは美しいものには生きる喜びがともる、子どもたちにはまやかしではない、ほんものの美しきものをと願うのだそうだ。 【所感】 私たちが今ある世界は、この時代の人たちの苦しみの上にあることを再認識させたれる本だった。まついのりこの人生を知ることでこれまでより彼女の絵本を読むとき、彼女の子どもたちを思う温かい気持ちに触れる感覚を得た。今回調べた人々の多くがもうこの世から去ってしまっている。読み手、語り手として、作者の思いや温かさを伝えられるようになりたいと思った。
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