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地域通貨入門 持続可能な社会を目指して
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アルテ/星雲社 |
発売年月日 | 2005/08/15 |
JAN | 9784434062612 |
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地域通貨入門
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地域通貨入門
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商品レビュー
2.8
5件のお客様レビュー
地域通貨についての理解を深めたいと思っていたところ、図書館で見つけたので読んでみました。 全体的に、事例の紹介が中心なので、事例をたくさん知るにはよいのですが、理論的な説明はほとんどなく、地域通貨(≒補完通貨)の妥当性や可能性、有効性に関する根拠は希薄な印象を受けました。 また...
地域通貨についての理解を深めたいと思っていたところ、図書館で見つけたので読んでみました。 全体的に、事例の紹介が中心なので、事例をたくさん知るにはよいのですが、理論的な説明はほとんどなく、地域通貨(≒補完通貨)の妥当性や可能性、有効性に関する根拠は希薄な印象を受けました。 また、事例の紹介を通じて、地域通貨の理想論や利点をいろいろ述べてはいますが、各事例どうしのつながり、あるいは、それとは逆に事例間での衝突、といったことには触れられておらず、個々の理想論のよいところが中心に紹介されているため、理想論のパッチワークのような印象であり、全体としての整合性や論理は曖昧または不明である印象を受けました。 さらには、そもそも「地域通貨ありき」で書かれているため、地域通貨の必然性が不明な点も気になりました。 地域通貨のためには原資が必要ですが、そのために必要な過程や手続きも不明瞭で、地域通貨のための原資はいくらでも用意できるかのように書かれているように思います(MMTと同じような印象を受けました)。 また、地域通貨やエネルギー問題については、数値的な根拠が希薄ですし、ときに数値を用いた説明があったとしても、意図的で不正確な解釈が散見されます。 さらには、社会の仕組み、経済の仕組みについて、理解が不十分であったり、誤解していたりする記述が、ところどころあります。 著者の想いは理解できますが、記述の内容は、ミスリードを生む可能性も高く、お勧めできる本ではありません。
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本来資本主義は人を完全に救うことのできないシステムではない。そこからあぶれてしまった部分を補う試みは様々なところで行われている。地域通貨はそういった試みだ。資本主義ではなく信用経済とか、論理ではなく感情とかいう議論が令和になってから増えているが、これは対立軸ではなく補完されるべき...
本来資本主義は人を完全に救うことのできないシステムではない。そこからあぶれてしまった部分を補う試みは様々なところで行われている。地域通貨はそういった試みだ。資本主義ではなく信用経済とか、論理ではなく感情とかいう議論が令和になってから増えているが、これは対立軸ではなく補完されるべきもの。それらを世界中の多様な事例から考えることのできる良本。 https://note.com/t06901ky/n/nbacc9addcb5a
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地域通貨に関する話と金利についての問題は、必ずセットで語られる。指摘すべき問題点は確かに的を射ている。しかしその解決策が減価するお金・地域通貨ですよとなると、同じ通貨の話でも語るべき階層が異なるように思えてならない。 減価通貨のように無理矢理通貨の回転率を上げたところで、結局それ...
地域通貨に関する話と金利についての問題は、必ずセットで語られる。指摘すべき問題点は確かに的を射ている。しかしその解決策が減価するお金・地域通貨ですよとなると、同じ通貨の話でも語るべき階層が異なるように思えてならない。 減価通貨のように無理矢理通貨の回転率を上げたところで、結局それは通貨保蔵が嫌われた結果にすぎない。確かに雇用は生むだろう。しかしそれが有益な投資に向かう保証はなく、ただの無駄遣いに使われる恐れだって十分ある。それにみんなが保蔵を嫌えば、資本の蓄積は起こり得ず、資本主義の根底原理が崩れることになるだろう。だからダブルスタンダードだとなるのだろうが、それなら最初に提起した金利負担の問題解決につながらない。 減価するお金を導入するより、今の円を金利負担なく貸し付ける仕組みを広げるほうが効果的だろうし、地域通貨導入と金利問題・経済活性は分けて考えるべきである。地域にある資源でもって、そこに住む人々を効率よく支えるための仕組みとして、地域通貨を位置付けるべきではなかろうか。
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