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おかみさん学 なぜ人を育てるのがうまいのか
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おかみさん学 なぜ人を育てるのがうまいのか

宮崎里司(著者)

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おかみさん学 なぜ人を育てるのがうまいのか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所/
発売年月日 2005/09/05
JAN 9784569641331

おかみさん学

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2009/10/18

おかみさん(相撲界)、あるいは女将さん(料亭、旅館等)たちは、 何とも封建的で、時に旧弊がのさばる環境の中で 今日も健気に働いている・・・。 この本を読んで思ったのは、 おかみさん/女将さん業とは 一見程遠いと思える業界で働く者にとっても、 おかみさん/女将さんたちの働きぶりが...

おかみさん(相撲界)、あるいは女将さん(料亭、旅館等)たちは、 何とも封建的で、時に旧弊がのさばる環境の中で 今日も健気に働いている・・・。 この本を読んで思ったのは、 おかみさん/女将さん業とは 一見程遠いと思える業界で働く者にとっても、 おかみさん/女将さんたちの働きぶりが 参考になる部分は大いにあるような気がする、ということ。 著者によると、おかみさん/女将さんの特徴は以下の通りだという。 1.予備知識もない社会への果敢なる挑戦 2.ほかの仕事と比べ、四六時中休まる暇がなく、損得抜きの滅私奉公 3.仕事をする上で、手本とすべき熟達者に囲まれている 4.周りに育ててくれる応援団がいる 5.気配り、もてなし、心意気を兼ね備えている 6.夫との二人三脚で、難局に立ち向かう 7.プロ意識に徹し、 しつけ、しつけられる大切さを自覚している 8.環境は厳しく、順風満帆ではないが、伝統を継承しながら、粉骨砕身している 9.明るく前向きである これら9項目は、おかみさん/女将さんたちにとどまらず、 全ての働く人々にとって必要なことではないだろうか。 著者はこうも書いている。 「報われないことが多い裏方仕事で、体力勝負ともいえる滅私奉公。  そうしたやり切れない扱いに対しても、一切腐らず、  困難な状況に立ち向かい、  与えられた環境で精一杯の自己実現を果たそうとする気丈さ。」 「根っからの仕事好き。  仕事を通して、持ち前の創意工夫で成長させ、  同時に、自らも成長させようとしている。  伝統を重んじながらも、拘泥することなく、  新しい息吹も吹き込みながら、自己実現を図ろうとする。」 「弟子や従業員にも、人間形成の一環として  仕事の場面では厳しくしつける。  ただ、同時に気配りを働かせるという、  プロとしての心配りも忘れていない。」 「とにかく向学心が強い」 「自らのおかみ稼業は、決して順境ではないが、  逆境をものともしない心意気がある。」 「これまでの実績を、決して自身の功績と思わず、  周囲の先輩、熟達者、それに応援団によって  育ててもらっている、と謙虚である。」 「気配り、もてなし、心意気の原点は、  家族の絆にあるようだ。」 ここに書かれた一つ一つの言葉が身に染みる。

Posted by ブクログ

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