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博物館の理念と運営 利用者主体の博物館学
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 雄山閣/ |
発売年月日 | 2005/08/22 |
JAN | 9784639018995 |
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博物館の理念と運営
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資料整備、展示、普及教育、調査研究というすべての博物館の活動を利用者主体にして見直すという観点で書かれた、博物館学の研究書。すべての博物館の活動に加え博物館の成り立ちについても言及されており、博物館学のテキストとしても活用できると思われる。 本書では博物館のすべての事業が相互に連...
資料整備、展示、普及教育、調査研究というすべての博物館の活動を利用者主体にして見直すという観点で書かれた、博物館学の研究書。すべての博物館の活動に加え博物館の成り立ちについても言及されており、博物館学のテキストとしても活用できると思われる。 本書では博物館のすべての事業が相互に連携して行われているということを主張しながら、利用者とのかかわりはそのすべての事業について意識的に行われる必要があること、そしてその結果として、利用の結果も博物館の事業の中で総合的に相互に関連しながら発展していくものであること、それらの利用を通して、博物館は成長・発展していくものであることが論じられている。「すべての事業において利用者の視点」、事業が相互に関連して行われること」、「研究成果の発信が博物館利用者との結びつきをつくる」という3点が、本書の基本的な考え方である。 そして、著者の主張を実践している具体的事例として、主に、著者が設立・運営に深く関わった滋賀県立琵琶湖博物館の事例が取り上げられている。 博物館のすべての事業を利用者視点で運営するという理念には共感するが、実際に実行しようとしたときの資源(財源、人材等)の制約についてはあまり触れられておらず、「理想」が強く出すぎているような印象を持った。また、「研究成果の発信が重要」といった本書の規範的主張の多くについて、「著者はこう思う」「別のところでこう言われている」ということ以上の論拠があまり見られないような気がした。滋賀県立琵琶湖博物館の事例等は取り上げられるが、あくまで著者の主張の実践の事例としてであり、著者の主張が理想的な博物館運営であることの根拠(博物館利用者へのアンケート調査結果等)が乏しいように思われた。ただ、それは研究書として気になったというだけで、著者の主張自体には納得性は十分あるように感じた。
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琵琶湖博物館の設立と運営に関わってきた方の著作。日本モンキーセンターに就職して間もないころに読んで感銘を受けた本。博物館員も、外部研究者も、一般のお客さんも、みんな「利用者」なのだという考え方がとても新鮮だった。博物館員や研究者は博物館の「管理者」でも「サービスの提供者」でもない...
琵琶湖博物館の設立と運営に関わってきた方の著作。日本モンキーセンターに就職して間もないころに読んで感銘を受けた本。博物館員も、外部研究者も、一般のお客さんも、みんな「利用者」なのだという考え方がとても新鮮だった。博物館員や研究者は博物館の「管理者」でも「サービスの提供者」でもないんだ。そして、博物館活動とは博物館の運営側だけが行うものじゃない。展示を見に来るというのも立派な博物館活動だ。
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