商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2005/05/30 |
JAN | 9784104363018 |
- 書籍
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ポーの話
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ポーの話
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商品レビュー
3.9
53件のお客様レビュー
謎の設定がなかなかナイス。ちょっと変だけど、と言いながら気にせず読んでいくのです。 ウナギの子っていうのがね。いやライオンに育てられたとかはあるけどウナギはなかろうというこのヌルヌル感が。日本人ぽいというか。 そして出会う人々もクセが強いけどなかでも毒虫を手なづけてる夫婦が圧倒的...
謎の設定がなかなかナイス。ちょっと変だけど、と言いながら気にせず読んでいくのです。 ウナギの子っていうのがね。いやライオンに育てられたとかはあるけどウナギはなかろうというこのヌルヌル感が。日本人ぽいというか。 そして出会う人々もクセが強いけどなかでも毒虫を手なづけてる夫婦が圧倒的に悪で良かった。ウナギvsムカデ的な展開かと思いきや違ったけど。 まぁそういう盛り上がりがある感じではなくてふんわりとウナギと旅する日々な感じでのんびり楽しむ感じよ。
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- ネタバレ
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感想?レビュー? 一言では言い尽くせません。 壮大な世界観と、いしいさんの”生”と”死”に ただただ溜め息をつくばかり… あえて言うとすれば いのちの物語、でしょうか。 うなぎ女の息子、ポー。 誰よりも純粋で、けれど、それゆえに誰よりも何かに「染まりやすい」。 彼を巡る様々な死と、生と、川のようにゆるやかに流れていく世界が描かれている一冊です。 彼以外にも 寂しがりやの泥棒、メリーゴーランド。 背が以上に小さくてヒステリック、だけど本当は 誰より強い生きる力をもっている女、ひまし油 など、 不思議な魅力をたっぷりな人々がたくさんでてきます。 この本のどこかに きっと 答えが隠れている。 そんな気がします。
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ポーの話はポーひとりのことではなくて、大きくゆったりと河みたいに巡り続ける世界全体の話のようだった。 形は違うけどそれぞれの「たいせつなもの」の話や、犬や死人や水など様々な「目」の話など、物語全体というより一つ一つの小さな話達が大好きでした。 いしいしんじさんの作品はいつもほの...
ポーの話はポーひとりのことではなくて、大きくゆったりと河みたいに巡り続ける世界全体の話のようだった。 形は違うけどそれぞれの「たいせつなもの」の話や、犬や死人や水など様々な「目」の話など、物語全体というより一つ一つの小さな話達が大好きでした。 いしいしんじさんの作品はいつもほのぼのしてる皮をかぶって残酷で、でも何よりも優しいなあ・・・。 犬じじやひまし油や天気売り・・欠陥だらけで魅力的な登場人物達が愛おしくてしょうがないです。
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