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西園寺公一 回顧録「過ぎ去りし、昭和」 人間の記録
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本図書センター/ |
発売年月日 | 2005/02/25 |
JAN | 9784820597421 |
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西園寺公一
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西園寺公一
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本書は「西園寺公一」氏のインタビュ-による回顧録である。「公一」氏は元老「西園寺公望」の孫である。「西園寺公望」には男の子がなく、長州・毛利氏から「八郎」を娘の夫に迎え、その子が「公一」氏となる。 本書を読んで、「西園寺公望」はそれなりの人物であったが、孫ともなると普通の「お...
本書は「西園寺公一」氏のインタビュ-による回顧録である。「公一」氏は元老「西園寺公望」の孫である。「西園寺公望」には男の子がなく、長州・毛利氏から「八郎」を娘の夫に迎え、その子が「公一」氏となる。 本書を読んで、「西園寺公望」はそれなりの人物であったが、孫ともなると普通の「お坊っちゃん」でしかないのだな、という思いを強く持った。確か「西園寺公望」も婿養子である「八郎」を政治的後継者とはしなかったように覚えているが、政治的才能や能力は、裕福な家庭からは生まれにくいのかもしれないと思えた。 「西園寺公一」は、1906年(明治39年)に生まれ、1933年(平成5年)に長命で亡くなっているが、戦前には「ゾルゲ事件」に連座し、戦後には日中友好の活動に従事するなど多彩な活動を行ってはいるが、その評価は決して芳しいものばかりではない。 本書を読んでも、「歴史上の有名人の周辺人物が記憶に基づいて克明に歴史を語る」程度の価値しかないようにも思え、回顧録をだすほどの歴史に対する業績があるとは思えなかった。 「お坊っちゃん」が、公家としてのビッグネームに振り回され続けた人生なのだろう。「筆頭公家の名家も楽じゃあないな」と思わずつぶやいてしまった。本書は、歴史書としてはもちろんインタビュー書としてもあまり評価はできないと思う。
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