商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2004/05/15 |
| JAN | 9784062747714 |
- 書籍
- 文庫
中大兄皇子伝(下)
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中大兄皇子伝(下)
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
歴史を題材にしたこの作品は、古代の権力者である中大兄皇子の複雑な内面を描き出しています。著者は、激情と冷静さを兼ね備えた彼の人物像を通じて、権力の苦悩や孤独感、嫉妬心といった人間の本質に迫ります。特に、彼が直面する様々な敵や、最大の理解者である中臣鎌足の死後の変化は、物語に深みを与えています。主人公の決断力や執着心は、時に悲劇を生むこともあり、読者に強い印象を残します。黒岩の描く中大兄皇子像には賛否が分かれるものの、その傑出した生涯に触れることで、歴史に対する新たな視点を得られることでしょう。最終的には、権力者の孤独と人間らしさを感じ取ることができる作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
若さと勢い?でダダダ…
若さと勢い?でダダダと進む(上)と代わって人生後半になると自分自身の中での葛藤?!とか出てきて考えるところがあります。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
入鹿粛清の功臣であり中大兄皇子の妃の父親でもある蘇我石川麻呂。その石川麻呂は中大兄皇子が急速に進める改革に歯向かい粛清される。実妹・間人皇后と関係を持つ中大兄皇子。大王との権力争い。大王の死。斉明天皇の即位。白村江の戦い。鎌足の死。 石川麻呂との争いや孝徳天皇との権力争いなど面白い。女性関係も色々。白村江の敗戦後は徐々に大海人皇子に押される感じになり…。『天の川の太陽』では敵方だった赤兄や金が出てくると複雑。
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(上巻から続く)黒岩はその冒険に成功したといえるだろう。もちろん現代人の黒岩が中大兄皇子の思考や心情を完全に把握することなどできるわけがない。しかしこれは歴史を題材にとった小説なのだ。小説であると思えば、読者は黒岩の創出した新しい中大兄皇子像に共感にせよ反発にせよ、その傑出した生...
(上巻から続く)黒岩はその冒険に成功したといえるだろう。もちろん現代人の黒岩が中大兄皇子の思考や心情を完全に把握することなどできるわけがない。しかしこれは歴史を題材にとった小説なのだ。小説であると思えば、読者は黒岩の創出した新しい中大兄皇子像に共感にせよ反発にせよ、その傑出した生涯に何かを感じられるはずだ。 黒岩は、中大兄皇子の人物像について、「激情家である反面、冷静さと冷酷さを兼ね合わせに持つ人物で、ぼくは入鹿より凄いと思う」と述べている。本作でもその中大兄皇子観が反映されている。決めたことはそれがどんなに大胆で非難を浴びる行為だとしても断固としてやり抜く執着心。それは晩年に実弟の大海人皇子を廃し、我が子の大友皇子を即位させる決断にも表れている。後の悲劇を生んでしまったのではあるが。小説の鬼・黒岩が古代の傑物・天智天皇を見事に描き切った作品を楽しんでほしい。
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