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物理学者はマルがお好き 牛を球とみなして始める、物理学的発想法 「数理を愉しむ」シリーズ ハヤカワ文庫NF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
発売年月日 | 2004/05/31 |
JAN | 9784150502911 |
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物理学者はマルがお好き 牛を球とみなして始める、物理学的発想法
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商品レビュー
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13件のお客様レビュー
最近だと「宇宙が始まる前には何があったのか?」がヒットした、理論物理学者のローレンス・クラウス氏の本です。 柞刈 湯葉さんの「まず牛を球とします。」に触発されて、本書も(気になっていたので)読むことにしました。 ジャンル的には「物理学の読み物」で、物理学をきちんと理解してもら...
最近だと「宇宙が始まる前には何があったのか?」がヒットした、理論物理学者のローレンス・クラウス氏の本です。 柞刈 湯葉さんの「まず牛を球とします。」に触発されて、本書も(気になっていたので)読むことにしました。 ジャンル的には「物理学の読み物」で、物理学をきちんと理解してもらうのではなく、物理学の香りを嗅いでもらう内容です。 物理学者が本質を見通すコツや考え方が沢山書かれています。 特に、物事をシンプルに捉えることの重要性を述べています。 「まず、牛を球と仮定します……」のくだりは第1章の最初に登場します。 「世界を簡単に捉える」ために「まずはじめに、関係ないことは全部切り捨てろ!」という考え方をうまく説明したジョークなのです。 「牛を球とする」のがなぜシンプルなのかというと、球は回転させても鏡に映しても何も変わらず、「半径」という変数ひとつだけで記述できるからです。 著者のローレンス・M・クラウスさんからは、ファインマンさんと似た匂いを感じます。 数についての話があり、中国の人口を時間に置き換えてサイズ感を得るという発想が面白かった。 人口が14億人とする。1秒で1人のペースで数えると、1分で60人、1時間で3600人、1日で86400人、1年で31536000人。 14億人を数えるには何と44年もかかる。 14億という数の大きさはこのような例で実感することもできます。 本書の初版は1993年と、30年も前なので、宇宙論にまだダークエネルギーの概念がありません。 ダークマターの概念は1930年代からあって、本書では宇宙の99%がダークマターだと想定されています。 1980年代に科学者たちがどのようにして宇宙の姿(星の数や大きさなど)を知ろうとしていたのかが分かります。 でも考え方の根底には、相対性理論や量子論があるので、誰もが読める本ではないと感じました。 ### 本書も図書館で借りた後に手元に置いておきたくなり買いました。 購入したものは第二刷とありましたが、内容に細かな訳の修正があることに気が付きました。 修正箇所はごくわずかのようですが、正式には、第二版第一刷です。
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物理学者という人たちの考え方を紹介するための本。 第1章の「まず、牛を球と仮定します」という(有名らしい)ジョークの馬鹿馬鹿しさと、しかしそれでいて極めて有用な考え方であるという示唆は誰にでも勧められる。 しかしそのあとの章は、先端物理の難しい話を簡単に説明して見せているようで...
物理学者という人たちの考え方を紹介するための本。 第1章の「まず、牛を球と仮定します」という(有名らしい)ジョークの馬鹿馬鹿しさと、しかしそれでいて極めて有用な考え方であるという示唆は誰にでも勧められる。 しかしそのあとの章は、先端物理の難しい話を簡単に説明して見せているようでいて、主目的が実際の難問をどう簡略化して扱っているかの実例でしかないので、いつのまにかさっきの物理の話がどこかへ有耶無耶に消えていて、結局なんの話だったかわからない感じ。
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◇本書、物理学者の思考法を教えてくれるところが興味深いです。 どうしてこんなことまでわかるのか 「科学ってスゴイ!」 というのが、一般人の印象なのに、 さぞかし精緻なことをやっているのかと思いきや、 「マジかよ、こんな荒っぽい近似をしてるのか」 と衝撃を受けました。 ...
◇本書、物理学者の思考法を教えてくれるところが興味深いです。 どうしてこんなことまでわかるのか 「科学ってスゴイ!」 というのが、一般人の印象なのに、 さぞかし精緻なことをやっているのかと思いきや、 「マジかよ、こんな荒っぽい近似をしてるのか」 と衝撃を受けました。 「まずはじめに、関係ないことは全部切り捨てろ」 が、その考え方の本質です。 ◇やはり、難しいのは捨てること、ということなのでしょうかね。 あと、本書で初めて、 何もない空間から、突然、粒子と半粒子のペアが一瞬現れて消滅する現象のことが、わかった気分になれました。 なるほど、物体が時間を逆向きに移動すると 観測者からすると、こう見えるのですね。
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