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輝く星 ホピ・インディアンの少年の物語
1,760円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 地湧社/ |
発売年月日 | 2004/06/20 |
JAN | 9784885031786 |
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輝く星
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輝く星
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
純粋なインディアンの少年に与えられた現実。 その生活の中から、現代人が忘れてしまっている大切な何かに気づかせてくれます。
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『ホピ・インディアンの少年の物語 輝く星』(ジョアン・プライス著、北山耕平訳、地湧社)を読んだ。 19世紀なかばのアメリカ大陸。ホピ・インディアンの村がスペイン人の襲撃を受け、拉致された子供たちが奴隷として白人に売られた。主人公のロマはビーバー獲りの猟師に買われる。猟師ビッ...
『ホピ・インディアンの少年の物語 輝く星』(ジョアン・プライス著、北山耕平訳、地湧社)を読んだ。 19世紀なかばのアメリカ大陸。ホピ・インディアンの村がスペイン人の襲撃を受け、拉致された子供たちが奴隷として白人に売られた。主人公のロマはビーバー獲りの猟師に買われる。猟師ビッグ・ジムは粗野だが気のいい山男だったけれどもロマにはなぜビーバーを殺すのかが分からない。 道具として馬を扱うジムと友達として馬に対するロマ、結婚資金を貯めるためにビーバーの毛皮を追う罠猟師ジムと罠にかかったビーバーを助けるロマ・・・。ロマの動物に対する態度に胸が熱くなる。 どんな過酷な状況にあってもけっして弱音を吐かない。離れていても両親とは繋がっている感覚を持ち続ける。自分を苦しめる相手をも友達と見做す・・・。そして最後には彼に本当の愛に気付かせる。お金より大事なものがあると。これは少年の話だけれどもその少年ははるかにはるかに今の僕よりも気高い。 生きている長さが長いからといって、文明度が高い世界に住むからといって人は気高くなるものではないのだ。わずか10歳前後にして勇気、優しさ、気高さ、謙虚さを身に付けられるインディアン、特にホピ族の社会、文化には本当に尊敬する。もちろんすべてのホピ・インディアンがそうであったのではないだろうけれども。 訳者である北山耕平さんはあとがきで次のように述べている。 「ホピはもともと『平和の人』を意味する。極端に過酷な自然条件の中で、トウモロコシを育て、わずかな数の羊を飼い、祈りと感謝によって自然と向かい合い、祝福の雨の恵みを最大限に利用する高度な智慧と文化を、歴史の始まりから今日まで語り継いできた。その純粋性と精神的な生き方で、欲望におどらされることもなく、徹底した非暴力を貫き、またそうした生き方を親から子へと、そして孫へと世代を越えて伝えてきた。(後略)」 僕はホピのような生き方をしたいと思う。自然が豊かな環境で、動物たちとも意思の疎通ができ、お互いの領分、生存権を認め合って共に生きていく。現代社会における都市部が無秩序に無計画に周辺に拡がっていって自然を飲み込んでいくスプロール現象は止めていきたい。 人の魂は美しいものに出会い感動することで清められ向上するものだ。荘厳な日の出、静かな夕焼け、たたなづく山垣・・・。あるいはアフリカ大自然に生きる躍動する動物たちの生きる姿、サンゴ礁に群れる色鮮やかな魚たち・・・、沙漠の夜空の満点の星空・・・。 人は魂を向上させるために、多くの経験をするために生まれてくる。それならば生まれてきた環境に多くの野生生物がいて美しい風景があれば、美に触れることで、感動することで魂は何がしかの琴線に触れ、より向上することができるだろう。“琴線にふれることをより多く経験すること”、それが大事だと思う。だから僕は自然を残したいのだ。娘にも見せてやりたいのだ。 20年前もただ好きだから自然を残したいと思っていたが、今は同じ思いを持っていても霊的な視点から別の解釈をしている。私たちは魂の成長する場としてこの世を自然環境が豊かに残る場にしていく必要があるのではないか、と。ホピの生き方に憧れるのはまさにその道を彼らが地道に歩んでいるからだと思う。
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冬山にビーバー猟に出かける白人猟師と、奴隷として売られてきたホピ族の少年の話。途中出てくる他部族シャーマンのおじいさんが渋い。
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