商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館/ |
発売年月日 | 2005/07/05 |
JAN | 9784094037975 |
- 書籍
- 文庫
千里眼 トランス・オブ・ウォー(上)
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千里眼 トランス・オブ・ウォー(上)
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混乱のつづくイラクでまたしても発生した日本人人質事件。四名の人質のPTSDを考慮した政府は現地に臨床心理士を派遣。岬美由紀、二八歳。彼女が戦地に向かった理由は、その過去にあった…。自衛隊幹部候補生時代の想像を絶する訓練、そして女性自衛官初の戦闘機パイロットにー。その栄誉さえも捨て...
混乱のつづくイラクでまたしても発生した日本人人質事件。四名の人質のPTSDを考慮した政府は現地に臨床心理士を派遣。岬美由紀、二八歳。彼女が戦地に向かった理由は、その過去にあった…。自衛隊幹部候補生時代の想像を絶する訓練、そして女性自衛官初の戦闘機パイロットにー。その栄誉さえも捨て、臨床心理士に転向した彼女の信念が戦地へ向かわせたのだ。「信じて。戦争はかならず止められる」武装勢力の衝突の渦中で取り残された美由紀は、銃口を目の前にそう説くが。
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イラクで発生した人質救出のため、外務省の役人・成瀬と共に派遣された岬美由紀。一応は人質四人のPTSDを慮って臨床心理士としての派遣であったが、美由紀が空自に身を置いていたことを考慮しての人選であったことは明らかだった。拉致したグループはアルカイダではなく、人質救出もうまくいきそ...
イラクで発生した人質救出のため、外務省の役人・成瀬と共に派遣された岬美由紀。一応は人質四人のPTSDを慮って臨床心理士としての派遣であったが、美由紀が空自に身を置いていたことを考慮しての人選であったことは明らかだった。拉致したグループはアルカイダではなく、人質救出もうまくいきそうだったその時、予期せぬクルド人からの攻撃を受け、現場は一転、戦場へ。なんとか成瀬や4人の人質を逃がした美由紀であったが、その行動からただの臨床心理士ではなくスパイではないかと疑われ、逆にアル=ベベイルという部族に囚われてしまう。 イラクの戦場での話だけでなく、今回は美由紀の自衛隊幹部候補生時代の話が大多数を占める。両親との別れや、救難ヘリパイロットを目指しての過酷な訓練やライバル達とのやりとりはとても読み応えがある。こんな女の世界も怖い・・・。「青い瞳とニュアージュ」の一ノ瀬恵梨香との繋がりも記載されているのだが、改訂が繰り返されているせいか、若干相違がみられる。確か「青い瞳とニュアージュ」を読むと、恵梨香の両親は心中したために恵梨香がトラウマを負っていることになっていたが、今作では美由紀の両親の自動車事故に巻き込まれて恵梨香の両親が死亡したため、恵梨香が不安定になり、美由紀がその住まいやカウンセリングに必要な費用などを責任を感じて負担する、となっている。ちなみに美由紀と恵梨香は顔を合わせてはいない。
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イラクの日本人人質解放のため交渉に向かった美由紀が、一人イラクに残されるところから始まるお話。 上巻の大半は、自衛隊時代の回想部分。両親の事故死から救難ヘリパイロットの試験まで。 相変わらず一直線、思い込んだらどこまでも、の正義感たっぷりの美由紀。回想場面は臨場感があってボリュ...
イラクの日本人人質解放のため交渉に向かった美由紀が、一人イラクに残されるところから始まるお話。 上巻の大半は、自衛隊時代の回想部分。両親の事故死から救難ヘリパイロットの試験まで。 相変わらず一直線、思い込んだらどこまでも、の正義感たっぷりの美由紀。回想場面は臨場感があってボリューム的にも面白かった。 が、武装勢力に戦争をなくすために心理士になった、と演説する辺りは唐突過ぎで現実感もないし、ちょっとなぁーと思わずにはいられない。
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