商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2005/05/11 |
JAN | 9784062103077 |
- 書籍
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環業革命
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環業革命
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
東京電力の蓄熱フェアで、山根一眞氏(「メタルカラーの時代」の著者)の講演を聞いてきました。,,タイトルは、,『正念場を迎えた「環業革命」と電気自動車』,ということで、EVの動向を(東電がかりのセミナー承知で)聞いてみたかったのが参加の動機です。,,前説であるはずの「産業革命」から...
東京電力の蓄熱フェアで、山根一眞氏(「メタルカラーの時代」の著者)の講演を聞いてきました。,,タイトルは、,『正念場を迎えた「環業革命」と電気自動車』,ということで、EVの動向を(東電がかりのセミナー承知で)聞いてみたかったのが参加の動機です。,,前説であるはずの「産業革命」から山根氏の造語である「環業革命」へ至る背景説明が大半で、エコカー、EVの話題が3分の1程度しかなく少々期待外れでした。,(まあ、無料セミナーですし…),,山根氏は、地球温暖化肯定派で環境技術に大きく期待をかけているスタンスです。,97年に創案したというワード「環業革命」は、オバマさんのグリーンニューディールの10年先を言っているとのこと。,マイカーは、プリウス(2台目)を使用。,今回の講演のために、事前にEVのiMiEVに試乗してムービーを紹介。,予想していたトーク「家庭で深夜電力充電による経済的メリット」は、一度きりしか言及しなかったのは意外でした。,「PVで発電→EVへ充電=CO2ゼロの究極のエコカー」というモデルを強くアピールしておられました。,PV買取優遇制度で、果たして山根氏の推奨される充電スタイルを採用する人が多数派となるか(しかも日中に充電?)は疑問ですが、それを後押しする制度変更が降って湧くかもしれないのが環境ビジネスの恐いところでもあります。,,,◆印象に残った点など,・山根氏はマカーで、パワポを使用せずに、発表にムービー(もちろんQuickTime)と写真を随時紹介していくスタイル。,そのためかハンドアウトはなし。,・IPCCレポートの最大努力モデル「100年後気温2℃上昇」は、「千年後気温20℃上昇」ということ。,千年前は、「枕草子」「源氏物語」の時代であり、文化的なつながりで考えれば、非常に身近であるはず。,・産業革命の象徴「コールブルックデール(英)」は、世界遺産。,・温暖化対策の錯覚,これから右肩下がりに削減できるように感じてしまうが、実はある程度まで上昇が続いてから下降に転じる。,→「温暖化は必ず起きる」これにメゲナイ社会をつくることに転じるべきである。,・ハイブリッドカー,「回生エネルギー」を使用していることを高く評価,・EV iMiEV,ムービーで出てくる丸の内のビルの地下充電所の係の女性のセリフ,「充電とかされていきますかあ」→新時代を感じさせるw,しかし、充電口は給油口を模しており、「車の給油カルチャー」を受け継いでいるのは正しいアプローチ。,参考 iMiEVは、スタンド用高速充電、家庭内充電の2つの充電口を左右に持っている。,高速充電は、制御信号を充電機とやり取りしている。,30分で充電可能とのことで、充電機設置者は電力デマンドを気にする必要はないとのこと(充電機メーカー談),家庭用は100,200V両方可(充電時間は一晩コース),・自分は25km×2の自動車通勤だが、毎晩の充電で賄える。(参考iMiEV 一充電で160km走行可),・EV主要パーツであるモーターの効率は、HVで極限レベルまで来ている(日本の独壇場である)。,・あとは、蓄電池にまだまだ伸び代がある。
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タイトルの『環業革命』とは、「環境を基軸にした新しい産業革命」が意味となる1997年に著者が命名した造語。 本書では、太陽光発電、風力発電、燃料電池による脱化石燃料。産業業界におけるゼロエミッションやリサイクルなど各国、各地域の実例が分り易く紹介されている。 著者の10年間の取...
タイトルの『環業革命』とは、「環境を基軸にした新しい産業革命」が意味となる1997年に著者が命名した造語。 本書では、太陽光発電、風力発電、燃料電池による脱化石燃料。産業業界におけるゼロエミッションやリサイクルなど各国、各地域の実例が分り易く紹介されている。 著者の10年間の取材の集大成といった内容で、環境サミット、海底ごみから宇宙衛星利用、火葬場から自動車業界、アマゾンから個別の市町村と、その行動力と膨大な知識の量には、ひたすら圧倒されます。 "メタルカラーの時代"という、日本の技術に焦点を当てた同著者の代表作との関連もあり、本書では、単純に今起こっている問題を書き連ねるのではなく、それを解決するためには日本の"産業"をどう生かせば良いか?という提案やアイディアが盛り込まれているのも読みどころのひとつではないかと思います。 「イチ個人ができる事は小さい」 と、良く言われますが、これは間違っていて 「全てはイチ個人の情熱によってスタートする」 これが実は真実なのではないか? 著者の活躍を見ていると、そう思ったりもします。
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