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教科書でおぼえた名詩 文春文庫PLUS
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2005/05/09 |
JAN | 9784167660857 |
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教科書でおぼえた名詩
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教科書でおぼえた名詩
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商品レビュー
4
14件のお客様レビュー
久しぶりに、大好きな詩『初恋』『落葉松』を読みたいと思った。この衝動は定期的にやってくる。詩歌ではないが、梶井基次郎『檸檬』も同じ衝動に駆られることがあり、恐らく私の中でどこか、美しい文字の羅列の成分が足りずに欲している時なんだろう。 詩歌の魅力はリズム、感情が短くも集約している...
久しぶりに、大好きな詩『初恋』『落葉松』を読みたいと思った。この衝動は定期的にやってくる。詩歌ではないが、梶井基次郎『檸檬』も同じ衝動に駆られることがあり、恐らく私の中でどこか、美しい文字の羅列の成分が足りずに欲している時なんだろう。 詩歌の魅力はリズム、感情が短くも集約していることだと思う。学生の頃は、この「良さ」に気がつかない。ただただテストに出るかも、と必死に食らいつき、訳の分からない漢詩に適当にレ点を打つだけだ。 年齢を重ねて、定期的な美しい詩歌に触れたいと思った時にこの本の存在を知った。内容の咀嚼が作業だった学生の頃に比べ、純粋に詩歌に向き合える良い本だ。ノスタルジーに浸って学生生活の思い出も一緒に感じる。 自分の好きな詩歌は勿論、今まで出会わなかった作家の詩歌も学べた。戦争の題材はとても胸が痛いし、茨木のり子『自分の感受性くらい』は身に覚えがありすぎてすみません、と思うくらいに強く感情を動かされた。 「正しい解説」を追うこともない。テストには出ないのだから、この本を開いて、自分がその時に思った思い、解釈が一番であるし、肩の力を抜いて言葉遊びを楽しむことが大切だと思う。
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叔母の読んでいた本だったので借りてみました。 教科書でおぼえた・・というだけあって、学校で習って知っている詩が多くてなんだか懐かしい気持ちに。 大好きな長田弘さんの「世界は一冊の本」がお気に入りです。
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実際に自分が学習した詩もあれば、初めて出会う詩もあり。意味がわからないものもあるけれど、考えてみることが楽しい。 例えば、冬になれば俵万智さんの短歌を思い出すように、ふとしたときにこれらの詩を思い出すことがある。学校で習うことは使えないなんて言われるけれど、一概にそうとは言えな...
実際に自分が学習した詩もあれば、初めて出会う詩もあり。意味がわからないものもあるけれど、考えてみることが楽しい。 例えば、冬になれば俵万智さんの短歌を思い出すように、ふとしたときにこれらの詩を思い出すことがある。学校で習うことは使えないなんて言われるけれど、一概にそうとは言えない。自分でどう活用するかが大切なのだ。 以下は、フレーズにはおさまらなかったけれど、詩の一部をフレーズに入れるのも…と思った、気に入った一節。 一個の人間(武者小路実篤) 自分は一個の人間でありたい。 誰にも利用されない 誰にも頭をさげない 一個の人間でありたい。 他人を利用したり 他人をいびつにしたりしない そのかはり自分もいびつにされない 一個の人間でありたい。 落葉松(北原白秋) 山川に山がはの音、 からまつにからまつのかぜ。 月夜の浜辺(中原中也) 月夜の晩に、拾つたボタンは どうしてそれが、捨てられようか? 頑是ない歌(中原中也) 此の先まだまだ何時(いつ)までか 生きてゆくのであらうけど 生きてゆくのであらうけど 遠く経て来た日や夜の あんまりこんなにこひしゆては なんだか自信が持てないよ
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